〇中予地域ミニフォーラムin久万高原町(その2)
久しぶりに来賓あいさつに見えられた、最近久万高原町の町長になった河野忠康さんにお会いしました。合併前の久万町長だったお父さんとも、助役だった渡部さん(いずれも故人)とともに親しく交流をさせてもらいましたが、最近県議会議員を辞して選挙を勝ち抜き町長さんになった河野さんとは、元国務大臣塩崎潤さんの地元秘書をしていた頃知り合い、わが家の横にある私設公民館煙会所に塩崎さん直筆の「自彊不息」と書かれた掲額を、河野さん自身に持参してもらっていたのです。
河野町長さんは山仕事に出かけた折、箸を忘れてクロモジの小枝で箸を作って弁当を食べた思い出を語られました。ちなみにこの日の司会進行は、昔からの顔見知りで元アナウンサーだった河野町長さんの奥さんでした。開会あいさつはいつも格調高いあいさつをする、私の後任を引き受けてくれて活躍してくれている、代表運営委員の渡辺浩二さんでした。 「森のハーバルライフ・クロモジを使ってまちおこし」について、上浮穴高校プロジェクトの発表の後、私が40分ばかり「若者と学ぶ地域創生のあり方」と題した基調講演を行いました。
地方創生とは何か、地方創生が目指す2つのポイント、地域の5つの悩みを話した後、2015年国勢調査確定値を読み解きながら、愛媛県内で一番高い人口減少率は久万高原町の12.41%、11.54%の伊方町であること、県内地一番高齢化率の高いのは久万高原町の47.3%、伊方町の43.1%、で、約2人に1人が65歳以上の高齢者であることなどを紹介し、さてどうするこれからの地域創生について話しました。ポール・J・マイヤーの「鮮やかに想像し(夢・計画)、熱烈に望み(願望)、心から信じ(信念)、魂を込めた熱意を持って(情熱・熱意)、行動すれば(アクション・スキルアップ)すれば、何事もついには実現する(成功)」ことを辞令を交えながら伝えました。
夕方近くのレストランで渡辺浩二さんや梶川嘉徳さん、井上泉さん、河野町長さんの奥さん、上浮穴高校校長森田桂子さん、コーディネーターをした岡崎直司さんたちとささやかな交流会を持ちました。美味しい料理を食べながら四方山話に花を咲かせました。久万高原町の夜はさすがに冷え込み、少し肌寒さを感じましたが、心はポカポカで夜道を戻りました。