〇出来上がった干し柿
このところ季節の変わり目を感じるように、天候が不順です。師走だというのに3日目には外気温が日中20度まで上がり、その後は低気圧や前線の影響で時ならぬ40mm近くの雨と強風が吹き荒れ、折りしもフランスパリで開かれている環境会議の報道もあって、存分に異常気象を感じさせました。
今年は暖かいため、少し遅れ気味で皮を剥いて、物干し場に吊るしていた干し柿も、渋が完全に抜け程好い琥珀色に仕上がりました。早速4~5日前からひとつまたひとつとちぎって、その甘味を存分に楽しんでいますが、このところの気温上昇で虫が一~二匹近寄って来たのを見つけました。さすがにまだカビは来ていませんが、そろそろジッパーつきのナイロン袋に入れて、冷蔵庫に保管したいと思っています。
あんな渋味がどうして甘味に変化するのか、凡人の私には分るすべもなく、また分ろうともせずに食べていますが、今年は二人の日本人がノーベル賞を受賞した記念すべき年なので、あちこちでサイエンス流行のようで、私もボケないためにこんな小さな疑問を、真正面からとらえて、勉強してみようかな?と思っていますが、やることが多くて後回しになるようです。
今年は友人の戸田さんから「紅まどんな」という品種の柑橘を分けてもらい、日ごろ交友している知人友人に送って大好評でしたが、今度はまた違ったみかんを10箱ほど分けてもらい、4日前に全国の知人友人に送りましたが、特にみかんの珍しい北海道や東北に集中して送ったため、大好評で味がいいと喜びの一報が届いています。
今年は親父が7月に亡くなって喪に服しているため、いつもの年のような年末と少し違って、正月を迎える準備をしなくてもすむため、比較的落ち着いた日々を過ごしていますが、今週末は恒例の人間牧場での餅つきや、年輪塾の学習会があるし、畑の隅に小さな農業用ハウスを建てる準備もしなければならず、相変わらずの忙しさです。気を引き締めて頑張りましょう。
「干し柿が 程好い甘さに 仕上がって 毎日盗んで 味を楽しむ」
「訳ありの みかん沢山 あちこちに 送る・届いた 連絡しあう」
「渋柿は どうして甘く なるのかな? 分らぬままに 調べもせずに」
「歳の瀬が 近くなったが 年賀状 喪に服してる ゆえに作らず」