〇近頃の子どもは忙しい
私たちが子どものころは戦後間もない長閑な時代だったこともあって、野山や海岸を遊び場に、勉強等そっちのけで遊びほうけていました。そのことが知らず知らずのうちに豊かな感性や、人間性を育んでくれていたのですから、感謝しなければなりませんが、今の子どもたちは子どものころから勉強や習い事に明け暮れ、遊ぶ時間や自由時間もないのですから可哀想としかいいようがありません。
両親が外働きしているため、小学校2年生の孫希心は学校の授業が終ると自宅へ帰らず途中地域事務所の2階に開設している児童クラブへ直行します。働く若い親にしてみればそれはそれとして指導員までついて預かってくれる児童クラブはあり難いことだし、孫たちも同年代の友だちが沢山いるので、結構楽しんでいるようです。金曜日の昨日は児童クラブへ立ち寄らず、直接自宅に帰った孫は、着替えと手洗い、うがいを終えておやつをお食べると、外に出てボールとミットでひとり遊んでいました。
昨日は夜来の大雨も止んでいましたが、かなり強い北風が車庫の屋上に設置している風力発電用の風車を勢いよく回していました。孫に「おじいちゃん、キャッチボールをしよう」誘われ、何年かぶりに孫と二人でキャッチボールをしました。孫はグラブを買ってもらって最近は父親と時々キャッチボールをしているようですが、受けるのも投げるのもまだまだ下手糞で、思うようにはなりませんが、それでも20分余り相手をしてやりました。孫も大層喜び、「おじいちゃん、あしたもしよう」と予約まで約束させられてしまいました。
子どもは遊びの天才です。孫二人から「冬休みになったらマラソンをしよう」とマラソンの約束もしていますが、やはり遊び相手は同年代の子どもが一番のようですが、残念なことに同年代の子どもとの遊びはゲームばかりで、外で群れて遊ぼううとはしないのです。これも時代の流れでしょうが、「子どもは風の子」なので、折に触れ大人の責任において極力戸外での遊びを身につけさせねばなりません。3人の息子とキャッチボールをする暇もなかった若いころの反省を込めて、孫と遊びたいと思っています。
「近頃の 子どもは外で 遊ばない ゲーム中心 これでは困る」
「3人の 息子とキャッチ ボールせず 後悔している せめて孫とは」
「冬休み 孫とマラソン 約束を 今から楽しみ 体鍛えて」
「私には 遊び相手に 丁度良い だけどゲームも 時代遅れで」