〇突風が吹き水瓶割れる被害
「日本の将来はどうなるのだろう?」と、最近の政情や世情を見て思うのは私ひとりではないと思います。「そんなことは私の責任ではなく、そんな暇があったらもっとやるべきことがあるだろう」と言われそうですが、それでも私たちの住んでいる地方に押し寄せて来る過疎化や高齢化、少子化、産業衰退などの現状を見ると、とても他人事とは思えず、自治体の反応の鈍さも気になりながら、苛立っているというのが正直なところです。
さらに輪をかけて心配なのは、近頃の天候不順です。3・11の東日本大震災が起こって以来、地震・雷・火事・親父ならぬ地震・津波に加えて火山・風水害の度重なる発生は、地球温暖化やエルニーニョ現象の結果であると、科学的には解明されていても、身近に迫る不安がいつも黒い影となってつきまとって、不安に駆られています。そんな折、この2日間は北西の季節風くらいに思っていたのに、かなり激しい雨風に見舞われました。
昨日の朝方大風が雨戸を叩き、その内何かが倒れたような「ドシャーン」という大きな物音に、家族全員が飛び起きました。また夜が明けきらず危険だし、強い風雨のため日課のウォーキングにも出かけられず、確認しないままにしていましたが、夜が明けて玄関先に出てみると、傘立てに使っていた大きな水瓶が、強風でひっくり返り無残にも粉々に割れていました。私と親父が大事にしていた水瓶だけに、傘立てに使っていた罰が当たったのだと深く深く反省しました。
雨風が止むのを待って割れた水瓶の欠片を片付けましたが、昨日は今日から二日間の日程で始まる愛媛地域教育実践交流集会の準備のため、海岸国道を走った折、海は大時化で存分に潮水を被ってしまいました。低気圧が発達し大雪や大風の被害が出た東北や北海道ほどではありませんが、今年の晩秋は暖かい穏やか日が続いていただけに、本格的な冬の到来や時ならぬ気象異変に、身も心も縮みっぱなしです。まだまだ季節は冬の入口です。春は遠いなあと思った水瓶壊れ事件でした。
「夜が明けて 玄関先に 出てみると 傘立て水瓶 木っ端微塵に」
「水瓶を 傘立てなどに 使うから 罰が当たった 深く反省」
「海岸の 国道走り 潮水を シャワーの如く 浴びて潮抜き」
「歳のせい? 何やかにやが 気になって ウトウトしたり 思いにふける」