〇私は一体何?
凡人である私の頭の中では、明確な区別や説明は出来ませんが、世の中にはエッセイスト、コラムニスト、小説家、ライターなどという文筆業に携さわっている人がいます。小説家は小説を書く人特別な人なので論外ですが、文筆で飯を食べてる人の中には随筆を書くエッセイストやコラムを書くコラムニスト、取材をして文章にするライターを名乗っていてる人などまちまちです。エッセイとコラムの違いも分らぬまま、最近ではネットを利用してブログを書くブロガーまで登場して、活字の世界もアナログ、デジタルが入り混じり益々混乱しているようです。
私は毎日ブログを10年間も書いています。文筆でお金を儲けたりしていないため、いずれの呼び名にも該当しませんが、先日講演を頼まれ出かけた研修会の講師紹介で、「若松さんは名ブログリストです」と、講師紹介をされてしまい、一瞬「えっ」と思ってしまいました。確かに私は毎日2本のブログをこの10年間書いているし、えひめ地域政策研究センターが発行している「舞たうん」という雑誌にも、特選ブログ「shin-1さんの日記」という連載記事を30回も書いていますが、「ブログリスト」とは「書いたブログの一覧表」のことであり、ピアニストと同じような意味合いで勘違いして言っているようでした。しかし本当の意味「ブロガー」も「ブロガー」=「ブローカー」みたいで後味の悪い響きを感じます。
「ブログを書く人は『ブログリスト』ではなく、『ブロガー』ですと帰り際そっと伝えましたが、私のブログは他の人のように特別な記事は書かず、むしろ日常の暮らしをテーマにする日記風です。毎日国内外で起こる様々なニュースは新聞やテレビが記録してくれますが、田舎の出来事や私のような凡人の今を記録する人は誰もいないのです。膨大な記録を残している民俗学者宮本常一がそうであったように、庶民の今の暮らしそのものが、時が経てば貴重な資料となるのですから、私の書いているブログも多少は意味があるようです。さあ今日もくだらない下々の戯言を書き残しましょう。
「エッセーや コラム・ブログを 書いてるが 飯食うためじゃ ないんでござる」
「ブロガーと 紹介されて 首? 私はサンデー 毎日ですよ」
「ああ今日も 日々の暮らしを 書きました 何げないこと 何げない風」
「下々の 戯言ゆえに 意味もなく 自己満足の 域さえ越えず」