人間牧場

〇2月の五行歌

 先日松山五行歌会から、2月歌会の報告書が届きました。相変わらず歌会にはまだ一度も出席せず、欠席歌をメールで送ってお茶を濁していますが、そろそろ身の置き所も考えなければならないようだと、少しだけ心に吹く隙間風を感じました。報告書の末尾に年会費2千円が未納であることを告げられていて、汗顔の至りでした。早速今日にでも妻に頼んで振込みをしておこうと思いました。

 2月の私の五行歌は次のようなものでした。
  昨日の夜
  死んだ母ちゃんの
  夢を見た
  母ちゃんも僕も
  何故か昔のままだった

 講評として次のように書かれていました。
  ☆何故か【お母さん】よりも【母ちゃん】の方が歌にするとよい響きになる気がします。年をとらない【母ちゃん】は、亡くなっている人だけにどこか切なく、愛情満載の作品となりました。岡野雄一さんの作品『ペコロスの母に会いに行く』(『2013年の日本漫画家協会賞 優秀賞とキネマ旬報の日本映画一位』を思い出したという人もいました。

 巻末に主宰者の見山あつこさんが私信欄に、「お母ちゃん」じゃなくて「母ちゃん」ですね。若松さんの世界が大好きです。3月の作品も楽しみにしています。と嬉しい手書きの達筆な添え書きがありました。
 ちなみに出席歌一席は井村江里さんの次の歌でした。
  震度二を
  感じない体
  日頃から
  ゆらりゆらり
  生きているから?

 ちなみに欠席歌一席は高橋美代子さんの次の歌でした。
  遠い日
  ひとつの
  火鉢を囲んで
  分かち合った
  家族の温もり

  「またしても 会費督促 巻末に 汗顔至り もんたりしつつ」

  「それぞれの 人の作品 読む度に 心浅はか 今となっては」

  「頭打ち 中途半端を 嘆きつつ さてこれからを どう生きるべき」

  「これもある これしかないは 大違い 少し気合を 入れてみようか」

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