〇次男の結婚式迫る
私たち夫婦には4人の子どもがいます。長女・長男は既に結婚して家庭を持っていますが、次男と三男はまだ良縁に恵まれず未婚です。妻はこのことが一番の悩みの種のようです。知人や友人からお見合いの話もあるのですが、忙しいいいことを理由に耳を貸す気配がまったくないのです。そんな次男に昨年の年末見合いの話があって、知人と親の顔を立てるように義理の見合いをしました。ところが世の中は分からないもので、初めてした見合いでトントン拍子で話が進み、結納などを済ませ11月に挙式の運びとなったのです。妻はひつつ悩みが減ったと喜んでいますが、当の本人たちは結納や結婚式・披露宴・・新婚旅行・新居の準備等に、何かと忙しい日々を過ごして楽しんでいるようです。
先週末挙式と披露宴が予定されている松山市の迎賓館というブライダル会場で、お食事会があるというので、両家の両親が息子とちとともに出席しました。結婚式や披露宴の案内や手配・席順なども全て二人がやってくれるので、私たちは費用を出せばいいだけなので助かっていますが、この食事会は当日来賓に出す料理の試食のようでした。本番さながらの綺麗に飾られた披露宴会場で、次々と出される料理に舌鼓を打ちながら、和洋のどちらにするかアンケートに答えるのですが、料理人が腕によりをかけて作った料理はどれも美味しく、満足のいくものでした。2時間で全ての料理を完食しましたが、両方の親は年齢的にはこれが限界で、食べ過ぎた感じがしました。
かつてわが町では生活改善運動の一環として、「1万円の会費で結婚式を挙げよう」などというキャッチフレーズを掲げ、公民館に勤めていた私が先導して、大いに盛り上がった時期がありました。そんなこともあって私はこれまでに、何と537組もの結婚披露宴の司会をしているのですから驚きです。その当時と比べると現代のブライダルは隔世の感がありますが、若い二人が自分たちの結婚式と受け止め、主体的に動く姿はとても頼もしく思っています。
わが家には末っ子の三男がまだ未婚のままなので、この勢いで結婚して欲しいと願っていますが、世の中は中々上手く行かないものです。
「初めとの 見合いで 話トントンと 決まりこの秋 一つ片付く」
「内見の 食事誘われ 出かけたが 美味しいものの 食腸気味で」
「変わったと 実感するよな ブライダル 昔懐かし 思いで比較」
「あと一人 妻の悩みは まだ続く 何とか早く ならないものか」