〇孫と一緒に大笑い
息子たち家族4人と同居を始めて4年目になります。日々孫たちと触れ合って暮らせることは、私たち夫婦にとってエネルギーを貰うような感じがして、隣近所の人から羨ましがられています。孫二人と私たち夫婦は毎日一緒にお風呂に入ります。孫を洗うのは私の担当で、まず長男の希心、次に次男の奏心の頭と体をしっかりと洗ってやります。二人とも頭を洗う時私に、「お願いします」とあいさつしてくれるのも嬉しいことです。妻と孫二人が風呂桶に入るのを見届けながら、私も頭をシャンプーし体を洗います。孫たちは最初100まで数を数えていましたが、今は浴室の壁に貼った99の掛け算を全て言いながら温もります。
「出たよ~」と声をかけると若嫁が飛んで来て、脱衣場でバスタオル拭きして一件落着です。風呂上りは私たちの居間でテレビを見ながら過ごしますが、最近は妻のダビングした孫用の番組を見たり、色々な遊びに講じます。昨日は顔をくしゃくしゃにして、笑った方が負けというゲームをやりました。奏心はどこで覚えたのか両手で顔を奇妙にくねらせて、私も妻もその姿に思わず大笑いをしてしまいました。「おじいちゃん、写真に撮って」と奏心にせがまれ撮ってやりましたが、まさに笑う角には福来るでした。その後いつものように指相撲もやりましたが、いつの間にか私より強くなって来ました。
孫たちには私を含めて3人のおじいちゃんがいます。大じいちゃんは96歳なので、もう孫たちの相手はできません。若嫁の実家のおじいちゃんは少し離れて、日常は会わないため孫にとっては何でしてくれるいいおじいちゃんです。そこへ行くと私は何かにつけてうるさく、時に悪いことをすると倉庫へ連れて行かれる、怖い存在のおじいちゃんなのです。3人三様のおじいちゃんですが、私の役割はむしろ悪者役のおじいちゃんに徹さなければならず、貧乏くじといったところです。4年目にもなると孫との距離感も分るようになって、同居のよさを実感できるようになりました。
「同居して 早くも4年 経ちました 孫の存在 ご馳走さんです」
「風呂に入る お願いしますと 声かけて 孫の頭を シャンプーしてやる」
「三人の おじいちゃんいる 孫たちに 悪者役は 私で十分」
「くしゃくしゃの 孫の顔見て 大笑い 破顔一笑 今が幸せ」