人間牧場

〇蜂蜜のシーズンを終える

 3月の末に蜜蜂の巣箱を設置し始め、蜜蜂の師匠である西予市野村町山奥組の井上登さんのご指導や、蜜蜂誘引花キンリョウヘンの提供を受けて、一喜一憂しながら続けてきた養蜂活動も、やっと一段落が着き、私の今年の蜜蜂・蜂蜜シーズンが終わりました。今年はこれまでメインとなっていた、人間牧場への密売巣箱入居率が悪く、また全体的に雨が多く日照不足だったせいでしょうか、蜂蜜の一箱当たりの蜂蜜量も例年になく少なかったようです。

 それでも昨年の22升に比べると少なかったものの、第1回目の7月末収穫が12升5合、今回の第2回目の9月始め収穫が3升5合ですから、目標の10升は軽く突破していて、その成果にはそれなりに満足しています。昨年ムカデに刺されてアナフィラキシーショックに遭い、救急車で運ばれたことがあるので、極力蜜蜂に刺されないように注意をしていましたが、今年も3回ばかり蜜蜂の報復攻撃に遭ったものの、心配されたアナフィラキシーショックにも遭わず、ホッと一安心といったところです。

 目下のところ私の採集した蜂蜜は、息子の手によって精製加工されていて、早いものは瓶詰めにされ仲間内にお裾分けされています。息子の蜂蜜へのこだわりは相当なもので、インターネットで勉強しながら純度を上げたり瓶詰めをしたり、ラベルにこだわったりしているようです。いつものことですが、蜂蜜での意見が違う息子との対立は、犬も食わない他愛のない親子口喧嘩程度です。それでも親子で同じ趣味に関われるのですからよしとしなければなりません。

 今のところ家の裏の巣箱は2つ、人間牧場の巣箱は2つかろうじて越冬用の種蜂がいるようです。これから半年、来年のために時々巣箱の掃除や管理を行なわなければなりません。来年こそはと、また新たな作戦を思案中です。先日私の親友であるソプラノ歌手二宮典子さんに、今年の新蜂蜜を少しだけ差し上げました。喉が命のソプラノ歌手ですから、蜂蜜でもなめていい歌声を皆さんに聞かせて欲しいと思っています。今年もいい一年でした。

  「蜂蜜の 採集終えて ホッとする 今年の収穫 16升も」

  「目標を 達成したが モヤモヤが 吹っ切れもせず シーズン終る」

  「今年は 三度刺された だけだった アナフィラキー なることもなく」

  「蜂蜜を 思う存分 食べる妻 私は採集 息子瓶詰め」

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