〇ロケ風呂竹屋根の葺き替え工事終わる
新築以来腐りもせず、雨漏りもせずどうにか持っていたロケーション風呂の竹屋根が腐り始めたため、設計した息子から張り替え工事を計画したいと申し出がありました。費用や手間のことを考えれば別の方法もあるのでしょうが、息子は最初からエコ的な発想にこだわって竹葺き屋根にしていました。設計した息子は「10年間は持つ」と言っていたので、10年目を迎えた今年の春、もうそろそろと注意をして見ていましたが、ここに来て「そろそろ葺き替えたほうが良いのでは」と息子から工事の提案がありました。
息子は竹の切り時が盆月なので、中山の友人に頼んで真竹を手配し、お盆頃その友人の手助けを得て切り出した竹を出入りの建築屋に持ち込み、準備を進めていました。息子は竹の見分け方についてはまだ未熟で、中には新竹過ぎて使い物にならないようなものもあったようだし海側に面した見えない部分の片屋根はスレートに変更し、3日ほどの作業で何とか葺き替え工事を終えることができました。出来上がった屋根を2~3日前に見に行きましたが中々の出来栄えでした。
葺き替える前の古い朽ちた竹材は建築屋さんがダンプに積んで持ち帰り処分してくれましたが、新竹で使えない竹はロケ風呂横の斜面に山積みされていて、片付ける必要があるので昨日の作務修業に合わせて焼却処分することにしました。あいにくの小雨模様でしたが風もなく、竹の表皮は油分がかなりあるのでよく燃え、鎌で小切りしながら火の中へくべ、2時間ほどですっかり綺麗に処分することができ、ホッつと一安心といった感じです。もしこれまで同様竹葺き屋根が10年後まで持つのなら、私の代はこれで終わりですが、人間牧場の負を受け継ぐ息子のために、何としても元気で10年後の葺き替えを見届けてやりたいものです。
「10年は 持つと言ってた そのとおり 竹葺き屋根は 雨も漏らずに」
「わが息子 友人手伝い してもらい お盆の頃に 竹切り作業」
「10年後 見届けたいと 健康を 自分に誓い 今日も鍛える」
「残材を 焼却処分 鎌振るう 跡形もなく 綺麗片付く」