〇尾籠な話で恐縮です
昨日一年生の内孫希心が1階トイレで、「おじいちゃんウンチに何やら黒いものがあるから見て!!」と唐突に言うのです。孫のウンチゆえ気恥ずかしくもなく便器の中を覗いてみると、健康体を示すような大きなウンチが便器内の水溜りに鎮座していました。よく見ると孫希心が言うように、ウンチの中に黒い粒のようなものが2~3個見えました。それがスイカの種であることは容易に知ることができましたが、それを孫に分りやすく説明してやらなければならないのです。
夏休みになるとNHKラジオで、「子ども科学何でも相談室」という番組がありますが、「スイカの種は食べるとどうしてウンチに混じって出てくるのですか?」みたいな質問です。早速孫希心とウンチ談義になりました。私「希心君僕は昨日スイカを食べたかい」。希心「食べたよ」。私「種は出して食べたかい」。希心「出して食べた」。私「多分スイカを食べた時知らない間にスイカの種も食べたんじゃないかな。その種がウンチに混じって出てきたんだよ」。希心「食べた白いご飯はご飯のままウンチになって出てこないのに、何でスイカの種はそのまま出てくるの?」。
私「食べるものにはお腹に中で壊れるものと壊れにくいものがあるんだ。スイカの種は硬いので壊れずにお腹のトンネルを通ってウンチに混じって出てきたんだと思うよ」。希心「じゃあスイカの種を食べた小鳥もウンチになって種は出てくるの」。私「そうだよ。小鳥は色々な種を食べるけど、種の入ったウンチをあちらこちらにして、そのウンチから植物の芽が出るんだよ」。希心「ふーん、じゃあ僕のウンチも畑ですると、スイカの種から芽が出てスイカができるかも知れん。きたねえ」。私「スイカの種についたウンチはお日様や雨水で消毒されて綺麗になるから大丈夫。だからスイカは真っ赤で美味しいんだよ」。希心「ふーん」。~てな感じでした。
孫の質問に爺が答えるウンチ問答は中々骨が折れました。60歳以上も歳の差のある孫に、分りやすい言葉で話をしてやなければならないのです。結末は「スイカ=汚い」で終ると、スイカ嫌いな子になってしまうから厄介です。孫は何事もなかったように昨日も色々な果物を食べていましたが、私もスイカ大好き人間で、毎日のようにスイカを食べています。私も今朝自分のウンチの中にスイカの種を発見しました。そのウンチは水とともに流れ合併浄化槽へ運ばれたようですが、その後のスイカの種の運命は知る由もありません。朝から臭い尾籠な話ですみませんでした。
「おじいちゃん ウンチに黒い ものがある 孫の観察 大したものだ」
「どうしてと 次から次へ 質問を されてたじたじ 大人の私」
「わがウンチ 孫と同じく スイカ種 まざまざ見つめ 水に流して」
「スイカ種 自分腸内 一巡り 消化もされず この世出現」