人間牧場

〇良いことは直ぐやる

 昨日は昼まで間近かに迫った講演会2件のレジメ提出を頼まれていたので、その対応に追われました。私はレジメを作り、そのレジメに沿って話すのが大の苦手です。ゆえに余程のことがなければレジメを作ることはしないし、学歴とレジメを求める所へは極力行かないことにしています。理由は色々ありますが、例えば行政関係の会合などに出席した人の中には、居眠りしてメモを取らなくても復命書に、レジメを「別紙のとおり」と添付してお茶を濁す不届き者が沢山いるからです。

印象的な夕日に照らされた二人(自宅の前庭にて)
印象的な夕日に照らされた二人(自宅の前庭にて)

 一昨日文教会館で行なわれた講演会もそんなことがあって、レジメを用意しませんでした。故でしょうか、それとも参加した人たちの意識が高かったせいでしょうか、いつになくメモを取る人が多かったように壇上からは見て取れました。中でも一番前に座っていた人などは相槌を打ったりして真剣にメモを取りながら聞いてもらい、講演後の質問にも手を挙げ意見を述べてくれました。さらに講演後控室まで訪ねてきて持参した分厚い資料までいただいて帰りました。

 昨日はレジメの提出も無事終ったので、午後畑に出て草取りをしているとポケットの携帯電話が鳴りました。宇和島市役所の親友森田さんからでした。前日一番前に座って聞いてくれた信藤さんからいただいた資料の中に、森田さんの名前が載っていることを思い出し、懐かしく話していると、何と信藤さんが電話口に出て驚きました。色々話して電話を切った数分後、「これから会えないか?」と尋ねられました。宇和島から車を飛ばせば午後5時頃には到着すると、熱のこもった懇願に圧倒され受諾しました。

 昨日は孫を学童クラブと保育園へ迎えに行く手はずだったので、迎えに行くとグッドタイミングで信藤さんは到着しました。ゲストハウス煙会所に案内し、一時間ばかりお話をしましたが、学校の先生らしく座布団に正座してメモを取りながらの面談となりました。いやはや驚きです。私の元へは年間を通じて沢山の人がやって来ます。浅学菲才な私ゆえ、大した指導や助言もできないのに、私の感動セールスでやる気を起こす人も中にはいるようです。信藤さんの心に私はどんな希望の火を与えたのか、心もとない気もしますが、とにもかくにも宇和島からわざわざ会いに来てくれた信藤さんの、勇気ある行動に大きな拍手を送ります。ドキドキ・ワクワク・ジーンでした。

  「会えないか これから行くと 矢継ぎ早 遠い宇和島 車走らせ」

  「煙会所 囲炉裏囲んで 対面す 火の気はないが 心に火の気」

  「若い頃 人に逢いたい 衝動に 駆られ出歩き 多く学んだ」

  「ポジティブに 生きればこんな 世の中も どこか陽の差す ドキドキ感が」

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