〇鋳物のガスコンロ
田舎では様々な火を使う機会があります。例えば春の筍湯がきとか、ヒジキを湯がいたりワカメの湯通しにも火は欠かせないのです。また正月前の餅つきセイロを使って餅米を蒸すのにも使います。大小のかまどとはがま・大鍋さえあれば、田舎ですからエネルギー源となる薪類はそこら辺にゴロゴロしていて、お金を使わず労働で賄うことができるのです。しかし雨の日やどうしても寒くて室内でやらなければならないこともあり、その場合は鋳物でできた火力の強いガスコンロが威力を発揮するのです。
人間牧場にはかまど小屋とピザ釜、それに大小の移動式かまどがありますが、室内用の大きなタイプのガスコンロがなく、いつか手に入れたいと思っていましたが、昨日偶然にもごみ出し途中で隣りの叔父に使わなくなって、不燃物ゴミに出すというガスコンロを頂いて帰りました。早速それを入れる箱の製作に取り掛かりました。製材からもらって倉庫に終っている端材板を取り出し縦・横・高さを採寸し、鋸で切ってガスコンロが入る箱を作りました。ものの一時間ほどで不器用な私ゆえそれ程立派なものではありませんが、それなりの箱が出来上がりました。
中へガスコンロを入れるとバッチリでした。早速出来上がった箱ごと軽四トラックに積み込み人間牧場まで出かけ、かまど小屋の作業台の下に収納することができました。そのうちガスボンベは家に余分があるので充填して運んでおこうと思っています。人間牧場では今コンニャクイモが、草に埋もれて育っています。このコンニャクイモを使ってコンニャク作りをするプログラムも今年は是非自前でやろうと思っていますが、その折は晩秋から初冬の時期なので外でイモを茹でたりすることが叶わない時は、この鋳物のガスコンロが大いに威力を発揮することでしょう。
「ゴミ出しの 途中貰った ガスコンロ 木箱を作り 大事に保管」
「秋や冬 威力を発揮 するものと 思い巡らせ 今から準備」
「コンニャクを 作る道具が あれやこれ 揃ったゆえに 今年は自力」
「またひとつ 思い叶って そろい踏み 道具大事に 使いこなそう」