〇わが家のシイタケホダ場
先週の土曜日、人間牧場で大洲市田処の亀本幸三さんに指導をしてもらい、子どもたちと一緒にシイタケの植菌作業をしました。その折市役所に勤めていてこの春定年退職した井上満宏さんに頂いて、人間牧場のヤマモモの木の下に寝かせていた、20本ばかりのわが家の原木にも、ついでに植菌し自宅に持ち帰りましたが、人間牧場のホダ木移動で大疲れしていたため余力が残ってなくて、妻と若嫁の手助けで何とか裏庭に降ろしたものの、片付けもできず置いたままにしていましたが、昨日はその疲労も幾分回復したので、小雨の中一人で裏山の杉林へ移動することを思いつきました。
まず杉林の適当な場所を見つけ、雑草を切り払って片付けました。その場所には既に2年前から亀本さんにいただいたクヌギのホダ木を置いていて、去年の秋から今年の春先には沢山のシイタケを、孫たちが一週間おきに収穫をしてくれました。孫たちもしいたけの収穫が待ち遠しいようで、シイタケは一年中生えるものと思っていたようですが、秋と春にしか生えないことをこの頃になって薄々知ったようでした。
シイタケは原木となるクヌギの木に穴を開け種ゴマを植菌してから、一年間木陰で寝かさなければなりません。一年の間に植菌した菌が原木に繁殖するのですが、管理が悪いと雑菌が入ったり、水分が多過ぎたり逆に少な過ぎたりするのです。
わが家の裏山には杉林があって、その条件をクリアーしているようなのです。横木に運んだ原木を一本一本立伏せして行くのですが、昨日は少しぬかるんでいたため、少し難儀をしましたがどうにか思い通りのホダ場が出来上がりました。
最近このホダ木の皮芽を何物かが食い荒らしているようです。先日この付近では見なかったリスがシイタケを食べにきている姿を見ました。多分どこかの家庭でペットとして飼われていたリスが逃げ出して、野生化したものと思われます。確かではありませんがどうやらリスの仕業のようです。先日ホダ場の直ぐ横の水場は、イノシシに荒らせれました。一抱えもある大きな石もイノシシの悪態にかかれば無残な姿となるのです。イノシシは石の下のミミズを求めての行動でしょうが、ホダ場や水場ならぬイノシシのヌタ場とならぬよう、昨日は石を元に戻す作業をやりました。
「シイタケの ホダ木杉山 入れ立てる 一年後には キノコの山に」
「いつの間に こんな作業に 夢中なる ふと我返る 歳のせいかも」
「自給率 少しだけだが 高まって 安心安全 わが意を得たり」
「イノシシに 加えリスまで やって来る 自然と共生 食べ物裾分け」