〇新聞やテレビから学ぶことは多い
一年中忙しく外で過ごす私に比べ、妻はわが家がホームグラウンドです。そのためわが家のテレビチャンネル権は妻にあり、妻は毎朝起きると地デジや衛星放送などの番組表を見ながら、録画をして見たい番組を楽しんでいます。加えて5歳と6歳の孫のために、漫画やキャラクターの番組も録画して孫サービスをしています。
私が自宅にいる時は朝7時、正午、夕方7時からのNHKニュース番組と1年に6場所ある大相撲だけは、私に与えられたチャンネル権なのです。今は夏場所中なので、3横綱や遠藤の活躍で何かと話題が多く連日満員御礼が出る程で、ごひいきの稀勢の里が勝つと嬉しくなったりしていますが、まあ他愛のないご隠居さんのささやかなたしなみといったところです。
昨日の夜打ち合わせ会を終えて帰宅し、NHKテレビ「プロフェッショナル・言葉の力スペシャル」という番組を見ました。時々見るこの番組はよくある有名人ではない、職人やサラリーマンが、ある言葉に触発されて結果を出した事例を紹介する番組です。一人5分程度を7~8人リレーで綴っていますが、人それぞれに味がありいい番組で、思わず机の上に置いていた封筒の裏にメモをしてしまいました。
「のれんに頼るな本物を作れ」と言ったウナギ焼き職人、「脱皮できない蛇は死ぬ」と言ったサラリーマン、「お前その程度で好きと言えるんか」と言ったフィギュア製作者、「言いたいことがあるんだったらちゃんとやれ」と言った暖衝材段ボール製作者、「一心に自分らしく」と言った同時通訳者、「気づきが大切だ」と言った義肢職人などなど、まるで言葉の玉手箱のようで、一つ一つの言葉に納得しました。
起きると配られてくる新聞、車に乗ればカーラジオから流れてくる言葉、何げなく見ているテレビなどなどその殆どは、毎日毎日聞き流し・見流し情報となって記憶の彼方に消えて行きますが、その気になれば学ぶことがいっぱいあるものだと感じ入りました。さて私の心を揺さぶった座右の銘は?と自分自身に問いかけて見ました。余りにも多過ぎてとっさには説明できませんが、言葉は心の栄養剤であり、自分を正しい方向に導く道しるべかも知れないと思いました。
「新聞や テレビラジオは 聞き流し 見流し情報 その気になれば」
「四囲の人 言葉で発奮 成果出す 言葉は魔力 持ってる実感」
「わが家では チャンネル権も ない私 必要情報 もっぱらパソコン」
「封筒の 裏にペンにて 走り書き いいこと言うなあ 感心しつつ」