〇高知県中土佐町生涯学習フォーラム(その2)
昨日招かれた高知県中土佐町生涯学習フォーラムの、私の出番は10時から11時まで、1時間の基調提案と、11時から12時30分までの1時間30分のパネルディスカッション司会でした。私はこれまでこの程度の役割は何度もこなしているので、どおってことはないのですが、特にパネルディスカッションに、インタビューダイアローグ手法を取り入れて欲しいという、主催者からのたっての要望もあったので、フアシリテーターとしての進め方を、あらかじめ事前にメールで企画書という形で事務局へ送っていました。事務局の市川さんが、その企画書を基に微細な進行コンテを作成してくれていたので大助かりでした。
基調提案は開会式の町長さんのあいさつで少し押し気味に始まりました。私は今回のテーマが「であう、つながる、広がる個(ひと)から地域(まち)へ」なので、ふるさと教育の必要性と一人の人間としてのライフステージについて話しました。
1、ふるさとって何だろう(ふるさとが語れなかった三つの過去)
・ふるさとは遠きにありて思うもの(室生犀星のふるさと)
・この町に住んでいるからこの町のことは何でも知っていると思っているよがり
・ふるさとのためにこれまで何をしてきたか
・ふるさとは一体誰が守るのか
・ふるさとの未来はどうあればいいのか、ふるさとのために何をなすべきか
2、人間は四つの願望を持って生きている
・幸せになりたい
・お金持ちになりたい
・健康で長生きがしたい
・望みを叶えたい
3、個(ひと)とは
・長くもあり短くもある人生をいかに生きるか
・思うようにならないけれど思うように生きれる人生
・人は学ぶことによって進化する
4、地域(まち)とは
・地域の財産
人・モノ・風景・人情・建物・自然・景観・子ども・年寄り・技・情報・動植物
ディスカッションはフアシリテーターとして、インタビューダイアローグという手法を採用したため、5人のパネラーの意見を残文に引き出すことができました。5人5様それぞれインタビューに的確に答えてくれました。
「仕事終え ホッと一息 同じ道 一人ほのぼの 家路を急ぐ」
「いただいた 土産のイチゴ 食卓に 孫や皆に お裾分けする」
「今回も 人の出会いを 重ねつつ 少しだけだが 進化の後が」
「どの町も 合併十年 はや経つが 強調された メリット未だ」