〇いただいたかまどと大鍋を使ってヒジキ湯がき
春が近づいているのでしょうか、「春に3日の日和なし」といわれるように、このところ寒くなったり暖かくなったり、雨が頻繁に降るようになりました。こんな気候の時は、晴れた日にきっちり戸外でできる作業をしておかないと、「明日があるさ明日がある」などと甘く考えていると、作業サイクルが遅れてしまうのです。そんなこともあって、最近は少しスケジュールが空いた時を選んで戸外作業に汗を流しています。
一昨日は家の庭で割った薪を、人間牧場まで運んで薪小屋に積んだり、人間牧場で割った薪を寸暇を惜しんで、同じように薪小屋に収めました。薪を積み終わると雨がポツポツ降り始め安堵の胸を撫で下ろしました。帰り道の道路脇に3年ばかり放置されているエンジュの木があったので、軽四トラックに積んで持ち帰り、チェンソーで小切りしマサカリで割りました。エンジュの木は少し朽ちていて、中からカブト虫の幼虫が出てきましたが、かまわず割って倉庫の庇部分に積み上げ乾燥しました。
地域事務所に行った折、松本さんにネットで調べてもらったところ、今度の大潮は1月30日頃と聞いていたので、昨日は金属柵を張る作業が思ったより早く午前中で終ったので、昼食後下見のつもりで富岡海岸へ出かけると、もうかなり潮が引いているようなので、思い切って海岸に降りてヒジキを収穫しました。未利用資源を生かすため地域おこし協力隊の面々と、近々やろうと相談がまとまっていたので、電話をかけたところ、あいにく出張予定のようだったので、一人での作業となりました。午後3時過ぎには早くも潮が満ち始めたため、それ程の収穫はできませんでしたが、帰宅後先日叔母から貰ったばかりのくどと大釜を使い茹で始めました。
勿論エネルギー費はタダとばかりに裏山の杉葉や杉枝、それに先日割ったばかりのエンジュの木の薪を使いました。最小はいぶかしかったものの、火種ができれば火力があり、午後4時過ぎに火を入れてから3時間、焦がさないよう水を差しながらすっかり暗くなった庭の隅で、少し寒さを感じながら火を焚き続けました。昨日はヒジキの上に麻袋を乗せて湯がいたので、多分夜の間に残り火で、蒸し上がっているものとと思われます。くどや大釜を貰った叔母にもお礼に差し上げたいと思っていますし、また先日そば打ち体験でお世話になった西岡さんにもおこぼれを考えています。
今朝は新聞配達に来た人の話によると、既に雨がポツポツ降り出したようです。今日は孫が通う保育園の餅つき大会なので、手伝いに出かける予定ですが、雨が降ったらどうなるのでしょうか。折角楽しみにしている孫たちにとっては、少し気がかりですが、気温も暖かいので何とかどこかでやれるでしょう。
このところ体調もよく、戸外の作業も順調だし、暇を見つけた原稿書きや頼まれた原稿も無事提出でき、充実した日々を送っています。親父の体調と妻の妹の体調を気にしながら・・・・。
「このところ 春に三日の 日和なし 地で行くように 雨が頻繁」
「大潮が 近づきヒジキ 磯遊び したいけれども 折り合いつかず」
「夕方の 寸暇惜しんで 火を焚いて ヒジキを茹でる 暗くなるまで」
「今日辺り 湯がいたヒジキ お裾分け 汗さえ出せば 日々は充実」