〇マサカリ担いだ私
「マサカリ担いだ金太郎」という古い歌があります。しかし時代は移って「マサカリ」といっても「それ何?」と言われるのが現代です。農家や漁家は別として、多分こうした古い道具を持っている家庭も殆どないのでしょうが、わが家では親の代から受け継いできた大小のマサカリが何本かあって、特に人間牧場を造ってからは、かまどや風呂やストーブに使う薪を作らなければならないため、マサカリはチェンソーやナタ、鋸と並んで重宝している道具なのです。
前日人間牧場で、大きなクヌギの木2本を伐採しました。その後餅つきの手臼を頼まれていて、小切りにしていた木をそのままにして帰っていたので、昨日は午後2時に帰宅後思いついて片付けに行きました。広場にうず高く積んでいたクヌギを軽四トラックの荷台に乗せ、木陰まで運びました。腕首から太もも程度の大きさを目安に、それらを余り乾燥させない環境の場所で寝かせるためです。こうしないと乾燥し過ぎて役に立たなくなるのです。余った小さい枝木は倉庫下へ積み上げました。暇ができるとチェンソーでかまどに入る程度の長さに三分割する予定です。
さて40cmほどに小切りしたお墓の隅に置かれていたものは、どうしようか考えた挙句、トラックに積んで自宅へ持ち帰り朝な夕な体力づくりのつもりで、薪に割ろうかと考え、トラックの荷台に積み込み、持ち帰って倉庫の前の広場へ、一輪車で運びました。生のクヌギの木はかなり重く筋トレには最適な労働でしたが、積み込みと荷降ろしで少し汗をかいてしまいました。その後5~6本試し割をしましたが、生木のためマサカリでズバズバと面白いように割れました。この分だとその気になれば2~3日で片付くようです。
この冬初めての薪割りはとても順調に進み始めましたが、人間牧場の梅林には大量のクヌギの小切りが置かれています。乾燥すると割れにくくなるので、この10日ほどでそれらを全て、一人で処理しなければなりません。少し気が重いようですが、筋トレだと思ってやるつもりです。幸いそれらを収納する薪小屋もしっかり用意できているので、造作もないことですが、梅林から上の道へ上げるのはどなたかにお手伝いしてもらわなければならないかも・・・・。このブログを読まれた方で、腕力と体力、そして暇のできるボランティアしたい方は名乗りをあげてください。お願いします。
「クヌギの木 家まで運び 薪に割る 生木ズバズバ 面白いよう」
「これは何? 聞いても答え 返らない マサカリさえも 知らない世代」
「エコという 言葉は知って いるけれど 薪は知らない 薪割りもっと」
「筋トレの つもり薪割り 朝夕に 一石二鳥 知恵さえ出せば」