〇クヌギの木の伐採(その3)
林業のスペシャリスト中島さんと、酪農家亀本さんの二人が2台の、よく切れるチェンソーを使って、クヌギの木の大木を切り倒してくれました。二人の作業を横目で見ながら、私は1mの竹定規で切ってもらった枝を、二人の作業がはかどるように片付けながら、放り揚げてお墓の上の舗装した広場まで運びました。切ったすぐの原木はとても重く、厚着をしていたこともあって大汗をかきましたが、まるでアリが荷物を運ぶような格好でした。
主幹の部分は余りにも大きいので、シイタケの植菌には向かないし、動かすのがやっとなので割り木薪を作るため、1mの小切りを更に3つに切り分けてもらいました。切り倒してもらうだけと思っていたのに、こんな細かい作業までやってもらって大助かりでした。
大きな方のクヌギの木の伐採が終ったところで一服しお茶を飲みましたが、汗をかいた体が冷えるので、中島さんは休憩時間を利用してチェンソーの目立てをしていました。チェンソーの目立ては始めて見るので、私もホームセンターで棒ヤスリを買い求め、やってみようと思っていますが、はてさて上手くいくかどうか分りません。
二本目のクヌギの木は、一本目に比べたら小さく、枝切りのため木に登ることもなく切り倒し、根元はやはり割り木薪にするため小切りをしてもらいました。結果的には2時間半ほどの作業で、枝木の片づけまでしてもらい無事怪我もなく終了し、お二人は道具類を片付けて帰られました。私も前日に続いて12時からシーサイド公園で餅つきの手こねボランティアの予定が入っていたので、道具類を片付け、周囲の掃除をして人間牧場を後にしました。それにしても山仕事に馴れているとは言いながら、お二人のコンビネーションと腕前には脱帽でした。中島さんは同級生の旧姓徳山貞子さんと親類だったりして、世の中の狭さや縁の不思議を大いに感じました。
私にとっては2日続きのクヌギの木の伐採でしたが、これで春先のシイタケ植菌のための準備が整いました。早速これからホダ木を乾燥を避けるため木陰に移し、中島さんと亀本さんが小切りしてくれたクヌギの木をマサカリで割らなければなりません。また枝木は私が更に小切りをして薪にする予定です。割り木は木が生でないと割れないので、これから10日間が勝負のようです。私もスケジュールを見計らって、しっかりと汗を流したいと思っています。昨日切った2本のクヌギの木で一年分のかまどとピザ釜、それに水平線の家のストーブの薪は確保できそうです。綺麗に割れたらかまどの下のインテリアにも使いたいと思っています。
「小切りして くれたクヌギの 木を使い 薪割り励む 心新たに」
「約10日 生木の間 しかできぬ 薪割り多分 苦労が多い」
「クヌギの木 二本で一年 分できる かまどピザ釜 それにストーブ」
「オフなれど シーズン考え 作業する 尊徳田の草 思い出しつつ」