〇車の定期点検でいただいた福袋
前日私の乗用車を買ったトヨタ自動車の販売店から電話がかかって来ました。「半年に1回の点検日が来ましたので、近々都合の良い日に前もって連絡して予約を取り、点検をさせてください」とのことでした。今年はできるだけ仕事を後伸ばしをしないようにしたいと思っていたので、すぐさま予定表を見て明くる日、つまり昨日の9時30分で予約を入れました。
ところが昨日の朝は、95歳の親父の体調が便秘で思わしくなく、診療所へ電話すると直ぐに看護婦さんがやって来てくれました。便秘は浣腸をすれば治るのですが、親父の話によるともう10日間もお通じがないというのです。さあそれからが大変で部屋にストーブを持ち込み温かくして看護婦さんがゴム手袋をお尻から手を入れて処置をするのですが、年老いた親父には苦痛で耐えられないようで、少し下血までしてしまいました。
何とか処置を終え看護婦さんと一緒に親父の下着を着せ替えてベッドに寝かせましたが、少し寒気を催していました。布団を一枚余分に着せ、少し遅れて自宅を出て、松山市方面にあるトヨタのお店に到着しました。受付で予約を告げると、「そんな電話もしていないし予約もしていない」というのです。まるで狐につままれ狸に化かされたような話でしたが、点検日が近づいていたのでとりあえず点検をしてもらうことになりました。いつも連絡をくれる担当者もやって来て摩訶不思議な出来事に首をかしげていました。
私は約一時間の整備に要する時間を、サービスで出してもらった紅茶を飲みながら、持参した「夕日徒然草」続編の書き上げた15編の原稿を校正しました。お陰様で今日の講義に間に合いそうでした。
点検は異常も見つからず、点検契約をしているのでオイル交換も洗車もタダでしてもらい、福袋までもらってお店を出ました。今年は一個百万円もする福袋がデパートでは飛ぶように売れたそうです。私にはまったく無縁の福袋と思っていましたが、小さいながらいただいた福袋は何か夢があるようです。中に入っているものは歯磨き粉や綿棒等の日用品でしたが、妻は大いに喜びました。
年末年始は忙しくて車の洗車もままならなかって、多少気になっていましたが、車も綺麗にコーティングしてもらい、まるで新車のようにピカピカになりました。前回の点検は晩夏でした。夏の終わりから秋冬と少し酷使するほど遠出もしていたので、オイル交換でエンジンの音も軽やかになったようです。今年の夏には5年目の車検が待っています。
「嘘?本当? 電話をかけた 覚えない まるで狸に 化かされたよう」
「半年に 一度の点検 オイル替え 車ピカピカ まるで新車だ」
「帰り際 今年最初の 福袋 いただき中身 楽しみ帰る」
「早5年 車検間近に 迫り来る 時の流れの 早さ驚く」