人間牧場

〇人間牧場へ小さなお客様

 10月24日に予定されていた下灘保育園の遠足が雨のため中止になっていました。「今回の遠足の目的地は人間牧場界隈にしたいので、人間牧場のウッドデッキを使って弁当を食べさせて欲しいしトイレを貸して欲しい」と、米井園長先生から電話があり快く引き受け、スケジュールを空けていたので中止は少し残念でした。勿論下見までして準備をしていた園長先生や園児はもっと残念だったようでした。
 ところが2~3日前、園長先生から私の留守中電話が入り、延期していた遠足を11月6日にやるというのです。私のスケジュールは空いておらず、如何なものか思案した挙句、人と会う約束を先方にお願いして午後にしてもらうことにしました。

ウッドデッキでくつろぐ園児たち
ウッドデッキでくつろぐ園児たち

 午前9時にわが家を出て人間牧場へ行き、一人で水平線の家の掃除をしました。また折角園児たちがやって来るのだから、思い出に残るようにしてやりたいと、足湯をサービスするため、お風呂を沸かしました。子ども体験塾に歩いてやって来る子どもたちはコミセンから40分~50分で上がってくるのですが、園児のことだから保育園から2時間はかかるだろうと予測していたので、足湯は少し熱めにしておきましたが、案の定園児たちが賑やかにお喋りしながら到着したのは、11時30分近くになっていました。
 「おじちゃん、私〇〇よ、知っている?」などと園児たちが人懐っこく言い寄ってきますが、私は親類の子どもと西嶋さんの孫の3人しか見覚えがありませんでした。

お弁当を食べる園児たち
お弁当を食べる園児たち

 楽しいお弁当タイムがウッドデッキで賑やかに始まり、トイレの使い方や足湯の仕方を先生たちに教えて、人に会う約束の時間が近づいたため、少し気になりながらも、一旦軽四トラックで下山しました。所用を済ませ3時間ほどして風呂の片付け等をしに再び人間牧場へ行きましたが、園児たちが帰った後は綺麗に片付けられていました。
 人間牧場へは多い年には年間1000人もの人がやって来ますが、殆どは大人や小学生以上の子どもで、親子連れは別としてこれまで9年間で、一番年齢の低い集団の来牧でした。園児たちに北海道佐呂間町の武田温友さんからいただいた観賞用カボチャの中で、最後まで残しておいたUHカボチャをプレゼントしてやりました。
 「人間牧場で一番美味しいのは空気です」と説明して、大きく深呼吸しながら「空気が美味しい」とパフォーマンスしてやると、園児たちも私を見習って「空気が美味しい」と真似てくれました。本当に空気が美味しいと感じた秋の一日でした。

  「9年で 一番若い 園児たち 2時間かけて 人間牧場」

  「風呂沸かし 足湯サービス 準備する 残念ながら 笑顔も見ずに」

  「牧場の 一番ご馳走 空気です 子どもも空気 美味い言いつつ」

  「何げなく 毎日吸って空気だが 言われてみれば ことさら美味い」

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