〇愉快な仲間たち
私には40年を超えて連れ添っている妻さえも驚くほど、沢山の仲間がいます。その仲間たちも私と同じように、毎年確実に一つずつ歳を重ねているので、少し元気が足りず多少物足りなさを感じていますが、多分その人から見れば私も、ギラギラと輝いて生きててた昔と比べれば、どことなく物足りなさを感じているに違いないのです。でも歳をとると友だちの誰もが思慮深くなり、視野の狭くなった私に多くの示唆を与えてくれるのです。
そんな愉快な仲間の中で今一番輝いているのは、私塾年輪塾のメンバーです。昨日は今じゃすっかりアジト?になった松山市駅近くの「ふじ」という居酒屋に集まり、5人だけの「打ち合わせ会」と称した呑み会をやりました。酒を止めて13年になりますが、お茶一辺倒の呑み会にもすっかり慣れて、刺身、しめ鯖、鶏から揚げ、フライドポテト、焼きそばなど、次々出てくる夕食兼料理に舌鼓を打ちながら、大いに盛り上がった話をしました。
テーマは11月16日に迫った年輪塾のジョン万次郎公開セミナーの進め方についてです。奇しくも11月16日はジョン万次郎が帰郷した記念日に当たります。松本さんが作って持参した資料案を基に、お酒を飲みながらみんなで意見を戦わせました。5人寄れば文殊の知恵です。今回も色々な話が出て多いに盛り上がりました。宮本常一、二宮尊徳に続く第3期目の先人を、ジョン万次郎に選んでからこの2年、ジョン万次郎のふるさと土佐清水へ2回も足を運び、ジョン万次郎研究家青野博さんの指導の下、様々なことを学んできました。いよいよ今回は最終章のまとめの学習会です。
私はこれまでにも10年で40回の、フロンティア塾など多くの学習を試みてきましたが、年輪塾も塾頭や小番頭、筆頭塾生のお陰で、何とかここまで進めてきました。フロンティア塾が10年間学習したように、年輪塾もとりあえず一つの目安を10年と私的には定めていますが、後4年をどう乗り切るか、いよいよ真価が問われそうです。私にとってジョン万次郎は元漁師という境遇もダブルため特別な思いがありますが、元慶應義塾大学教授の川澄哲夫先生を招いた公開セミナーを、今から楽しみにしています。
「気の合いし 仲間居酒屋 集まって 時の経つのも 忘れ談笑」
「飲み放題 3千500円 元は取る 私は飲まぬ ゆえに折り合い」
「一番の お勧めしめ鯖 絶品で 板長さんの 確かな腕前」
「この二年 ジョン万勉強 したゆえに どこか大きな 気風漂う」