〇東京オリンピック2020年開催決定
昨日の朝テレビを見ていると、いきなりビッグニュースが飛び込んできました。アルゼンチンのヴェノスアイレスで、日本時間8日午前3時45分から開かれているIOC総会で、イスタンブールとマドリード、それに東京が争っていた2020年の、夏のオリンピック開催都市が東京に決ったのです。第1回目の投票で東京は42票と過半数に届かず、またイスタンブールとマドリードが同数だったため、最下位投票の結果イスタンブールが勝ち上がり、東京とイスタンブールで決選投票した結果、東京60票、イスタンブール36票と、圧倒的多数で東京が選ばれたのです。
東京は前回破れているため、並々ならぬ決意で臨んだようで、オリンピック誘致に多額の資金を投入し、不退転の決意で望んでいました。外国訪問の途中で安倍総理大臣もアルゼンチン入りしたり、著名なアスリートたちが様々なロビー活動を行ったようですが、高円宮久子様が被災地復興のお礼を述べたりしたことも好意的に受け止められたようです。
しかし直前になって福島原発の汚染水漏れがIOC委員にどう反応するか、注目されていました。しかし直前に日本政府が責任を持って対処するための、予算投入などの対応が評価され、嬉しい結果となりました。
1964年に開かれた東京オリンピックは、高度成長真っ只中の、私が高校を卒業した昭和39年でした。物の3cといわれたカーやカラーテレビ、クーラーが普及し始めていましたが、私たちの住んでいる田舎ではまだまだ戦後の貧しかった時代背景を引きずっていて、中学校を卒業した私たちと同年代の若者は、金の卵と持て囃され、集団就職列車に乗って都会の雑踏の中へ消えて行きました。それでもカラーテレビに映し出された東京オリンピックの光景に一喜一憂しながら、女子バレーや体操、重量挙げなどの快挙を眺めたものでした。
7年後の2020年に、56年ぶりに開かれる東京オリンピックは、願わくばこの目で見たいものだと思っていますが、気力や体力が持つかどうかも気がかりです。3兆円の経済効果があると、早くも取らぬ狸の皮算用をしていますが、次のオリンピックまでに、外国人に物笑いされぬよう日本人がしっかりとした成長を遂げなければならないようです。
「tokyoと 言った瞬間 歓声が 極まり泣く人 嬉し光景」
「40年 前に東京 開かれた オリンピックは テレビ観戦」
「札幌や 長野に続き 4度目か パラリンピック もっと楽しみ」
「7年後 果たして私 生きてるか 縁起でもない 妻に諭され」