〇今日は雨かも?
昨日は二十四節気のひとつ処暑でした。立秋よりも更に季節の変わり目を意味するようで、夏の暑さもいよいよ峠を越した感じです。今年の夏は日本列島が異常気象に悩まされました。私たちの住む四国ではこの一ヶ月間雨がまったく降りませんでした。かと思えば東京以北の地域を中心に日本の各地で、1時間に100ミリを越すようなゲリラ豪雨に度々見舞われ、各地で大きな被害に遭いました。
台風常襲地域の九州、四国、近畿に住んでいれば、天災の少ない関東地方を羨ましく思っていましたが、最近は私たちの地方も台風が上陸しなくなったような感じがして、日本列島はどこへ行っても天災は起こるものだということを実感しながら、そろそろ210日が近づき台風のシーズンだと思い、毎日PCで天気図の中に台風や熱帯低気圧の居場所を探し、その行方に気を揉んで暮らしています。
今朝は久しぶりに書斎の窓から見える町のシンボル本尊山に刷毛で掃いたような白い霧のような雲がかかり、雨を予感させています。普通であれば首を長くして待っているお湿りなのですが、今日は愛媛大学農学部の社会人学生が人間牧場へやって来て、現地授業をする予定なので、願わくば小降りであって欲しいと願っています。早朝親父が書斎の外にやって来て、「今日は雨模様なので水を遣らない」と言いました。
昨晩は警察官をしている三男息子が半年振りに帰省し、孫たちが若嫁の実家へ泊まりに行った寂しさを紛らわせてくれましたが、息子は仕事柄相変わらず仕事の話はしないので、妻はそのことが心配の種のようです。娘一人、息子三人の子宝に恵まれながら、いつの間にかそれぞれが自律の道を歩んでいるようで、6本川の字になって一つの部屋で寝た大家族の時代が無性に懐かしくなりました。いよいよ人恋しい秋の夜長の季節が始まります。
「雨待てど 今日だけ降らぬ よう頼む 身勝手ゆえに そうもゆくまい」
「あちこちで ゲリラ雷雨の 被害あり 季節移りて 昨日処暑」
「いつの間に 子ども独立 いなくなり どこか寂しい 処暑の夕暮れ」
「それぞれに 親子で違う 雨期待 私は降るな 親父降ってと」