〇この町の子育てを考える研修会
昨日は午前中と夜に研修会があり、少し気忙しい一日でした。朝食時に毎朝妻にその日の予定を話すのが日課となっていますが、夜の研修会の講演に軸足が向いていたのか、出番のない参加するだけの午前中の研修会は、書斎で原稿書きに熱中し過ぎて時間ギリギリとなり、急いで車を走らせたものの2~3分時間に遅れてしまい、会場となっているコミセンについた時には、失礼ながら研修会は始まっていました。
昨日午前中の研修会は「この町の子育てを考える」という研修会でした。座談会に先立って6月に実施した子育てアンケートの結果が、主催者である地域おこし協力隊の富田さんによって、パワーポイントで詳しく説明がありました。回収率は37パーセント(115通)だったそうですが、その中にはわが家の若嫁も回答していていたので、興味を持ちながら聞きました。富田さんはこうしたアンケートの分析についてはその道のプロなので、いい分析結果を得ていました。
その後前田眞さんをファシリテータにして二宮さん、橋本さん、酒井さんの3人が、子育てに関する意見を述べてくれました。3人とも自分の日ごろの活動や過ぎ越し子育てを述懐し、とても参考になる話でした。日本全体が少子高齢化へと進む中で、田舎の少子化は深刻で、学校が統廃合されたり、保育園さえも存亡の危機に貧しています。でも子どもが少ないことは幾ら考えても、変えようがない悩みなので、そこからどんな手を打つかについても話されました。
行政への要望や不満は沢山あり、改善して欲しいと思いますが、合併後行政サービスをこれ以上求めることには限界があります。幸い公共施設は空き部屋が沢山あったり、暇と金と技を持った高齢者も利用しようと思えば沢山います。田舎で普通の子どもを育てるには、知恵と汗を出し子育てをする普通の親になることです。わが家も4人の子どもを心だけは豊かな普通の子どもに育てましたが、ふるさとが好き、人が好きという本来人間が持つべき持ち物は持っているようです。
地域おこし協力隊のメンバーはいわばよそ者です。多分彼らがいなかったら、地域づくりと子育てを結びつけて考えるような、柔軟な発想は浮かばなかったものと思われます。田舎のしがらみや田舎だからと諦めていたことが、田舎の発展を阻害しているのです。今後も枯れ木も山の賑わいゆえ、何のお役にも立ちませんが、彼らの活動に注目し、田舎の良さをもっともっと理想郷に近付けられるようにしたいものです。
「子育てを 地域づくりと 結びつけ 勉強するは さすがよそ者」
「発表も 調査結果も 首縦の 納得でした 次が楽しみ」
「枯れ木ゆえ 頭数しか 役割は ないかも知れぬ それでも出かけ」
「孫二人 私育爺 子育てに 関わる幸せ これから先も」