○高知県中土佐町生涯学習フォーラム
2月は28日までと短く、今日がいよいよ最終日だと思うと、寒かった冬が何だか懐かしく感じますが、今月も県外に数多く出かけたりしながら忙しい日々を、病気もせず元気に過ごすことができました。そんな私の忙しさを思ってか、昨日は高知県中土佐町大野見へ車で講演に行く運転手をかって出てくれることになりました。
「明日は現地へ10時に到着しなればならないから家を出るのは午前7時」と妻に告げ、いつもより少しだけ早めの11時30分に床に就きました。ところが昨日の朝はいつもより1時間も早い午前3時に目が覚めてしまい、もう30分寝たい心境ながら起きて、帰りが遅くなるだろうと予測してブログを2本書きました。
午前7時、さあ出発です。妻は朝食の後片付けや親父の夕食の準備までして、雨になるという天気予報を信じて洗濯物まで取り込む慌しさです。いつもの事ながら電気は消したか、ガスは止めたか、コタツやテレビのスイッチは切ったか、鍵はかけたかとチェックに余念がないため、「早くしろ」とせかす私はいつも小言を言うのです。
夫婦が故に、私も妻も忙し過ぎるため、考えてみればいつもすれ違いのような気がして、大野見までの3時間の道程を、色々な話をしながら走りました。途中肱川の道の駅、梼原の道の駅でトイレ休憩をしたり、運転を交替したりしながら9時40分頃に津野村との峠を越えて大野見に入りました。
かつて宿泊したことのある四万十源流の家に立ち寄り、周辺を少し散策しましたが、木立に囲まれた田舎の風情は今も変わらず、四万十川源流域の水も冷たく澄んでいました。
周辺地域の地図を渡した妻は夕方5時まで自由行動をするので、大野見青年の家で降ろしてもらい、事務所に案内されました。玄関先には綺麗なお雛様が綺麗に飾られていました。この場所も3~4回訪ねているし、中心的に働いている人たちも懐かしい顔ばかりで安心して雑談に耽りました。
昨日の集会は中土佐町生涯学習フォーラムで、私の出番は午前中11時から1時間余りの基調講演と、午後1時15分からフォーラム討議の助言を頼まれ、アトラクション縁起の後の午後4時30分からは食談交流会と、3部に分かれて中々忙しい日程でした。
この日は高速道路の開通記念イベントがあるとかで、多少そちらへ参加者が流れた感もありましたが、会場には大勢の人が集まっていました。専門のPAさんの配置していてマイク関係やDVD関係は申し分なく、いずれの出番も反応がよく気持ちよく話させてもらいました。
昼食時には合併した旧町村の観光資源がパワーポイントで上映され、懐かしくも親しみのある土佐弁でのナレーションにみんな感心して見入り聞き入りました。下の海沿いに面した風景も一度は訪ねたいと思いました。
交流会は食堂サロンで行われました。料理は全て女性太鼓集団の面々がボランティアで手づくりしたようで、所狭しと並んだ料理はいずれも美味しく、僅か30分ほどしか参加できませんでしたが、大勢の参加者で賑わい和やかな雰囲気の中、ギノー味噌さんからいただいた味噌やドレッシングなどの「裏が味噌」なる宣伝を10分間もさせてもらいました。聞けばギノー味噌は高知県でも販売しているらしく、「技あり、効果あり」という感じで、田中社長に報告したいと思いました。
折から振り出した雨の中を迎えに来てくれた妻と合流し、元来た国道197号を梼原~日吉~大洲~長浜~双海へと、午後8時過ぎにわが家へ帰って来ました。聞けば妻は自由時間中太平洋まで行ったり、源流の家の立ち寄り湯を楽しんだようでした。
「ああ今日も 深いご縁を いただいた そんな思いの 一日過ごす」
「久方に 妻の運転 する車 あれやこれやと 夫婦の会話」
「元気かと 何年ぶりに 出会う人 声かけくるが 誰だったっけ?」
「合併で 風向き変化 薄々と 感じて歩く 久方の村」