shin-1さんの日記

○言ってはいけないこと

 祖母や両親、それに子どもが4人もいて大家族だったわが家も、いつの間にか祖母と母が他界し、子どもたち4人もそれぞれ家を去り、いつの間にか親父と私たち夫婦だけのさびしい家族になってしまいました。その夫婦も妻はまだ外で働き、私もリタイアしたとはいいながら講演活動などが忙しくて家に余りいないため、夫婦でゆっくりという時間は余りないようです。それでも昔のようにまるですれ違い列車のような生活ではないため、夫婦の会話は昔より断然多くなっているようです。しかしその分意見の食い違いも多く、テレビ番組も好みが違うため最後は妻の力が勝って押し切られ、仕方なく書斎にこもってパソコンと会話をするのです。またたまに外に一緒に出ると行きたい場所が違って、私のイライラが少し募っていますが、犬も食わない夫婦なのでまあどちらかというと中のよい夫婦を保っているようで、離婚もせずに仲良く一生を終れそうな雲行きです。

 私と一つ違いですから妻も65歳になって今年から多少なりとも年金が出るようになりました。間もなく勤めも辞める予定なので当然夫婦だけの生活は長くなる予定でしたが、今年の4月には息子家族が同居をすることになり、孫二人が加わるので賑やかな家族が誕生しそうです。

 私たち夫婦は昭和46年に結婚してから早くも40年近くになろうとしていますが、他愛のない喧嘩もする普通の夫婦なのですが、最近夫婦といえども言ってはいけないことがあるような気がしています。妻もそれを守って私に寄り添うように付いて来てくれたようだと気付くのです。

 ①身内の悪口

 ②稼ぎや役職の不満

 ③体のこと

 ④結婚したことを否定すること

 ①誰でも身内の悪口は言われたくないものです。特に親や兄弟の悪口を言われると気持ちのよいものではありません。親類縁者の中には全ていい人ばかりとは限らないので、「あそこやあの人とは昔親戚でも今は付き合っていない」などと言い逃れできるのですが、親や兄弟はそうはいきません。特に兄弟姉妹は願うことなら行ったり来たりの親しい付き合いをしたいものです。

 ②稼ぎや役職の不満を言われると頭にきます。稼ぎや役職は自分の能力を人が評価して成り立つものですが、私のように転職組は同じ年齢の人に比べればいつも一段下にランクされているため、上下関係の組織の中では不平や不満、不安が付きまとうのです。でもそれは宿命ではなく運命ですから、自分の努力によって変えれると思うのです。稼ぎは10万儲ければ10万円に見合った暮らしをすればいいのです。

 ③体のことはどうしようもありません。髪が薄いと言われても足が短いといわれても、顔のつくりが俳優に負けても、これこそオンリーワンです。足の長さも顔のつくりも暮らしてゆくためにはさほど必要な条件とは思わないのです。

 ④「あなたと結婚したから私の人生はつまらなかった」と言う人がいますが、結婚はお互いが100点を持ち寄って原点してゆくのではなく、0点同士が長い時間をかけ100点を目指して加点してゆくものだと思います。結婚したことを否定するような言葉はタブーだと思うのです。

 夫婦関係に溝が生じたようだと気付いたら、これら四つの思い当たることを反省して反対のこと、つまり①身内の話ある口を言わない、②かせぎっやや九色の不満を言わない、②体のことを言わない、④結婚したことを否定することを言わない、つまりいいとこを見つけて褒めあうことです。お互いさらにいい夫婦になるよう努力しましょう。


  「夫婦でも 言っていいこと 悪いこと 分別せねば 離婚近づく」

  「俺たちも 喧嘩はしたが 長続き 三十八度の 一線越えぬ」

  「百点を お互い持ち寄り 減点す そんな夫婦は 長く続かず」

  「ゼロ点の 私少しは 加点され 今じゃ堂々 真ん中辺り」 

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