○21世紀えひめニューフロンティアグループ年次総会
本当は1月に総会を開催するはずだった、私が代表を務める21世紀えひめニューフロンティアグループの年次総会が昨夜、メンバーの一人である今治に住む河上和夫さん宅で行われました。メンバーの都合で開催日が二転三転したため、私の行くはずだった講演日程も二転三転し、関係者に要らぬ苦労と迷惑をかけたことをお詫びしなければなりません。
昭和54年に産声を上げたフロンティがグループも、無人島に挑む少年の集いや丸木舟瀬戸内海航海、空からふるさとを見る運動、竪穴式住居語り部シンポ、大野ヶ原モウーモウー塾などなど、細々ながらもう30年もボランティア活動を続けているのですが、昨年から最後のご奉公とばかりに「えひめ千本桜の森づくり」に取り組み、今年の総会はいつになく盛り上がった議論をしました。
若かったメンバーたちもリタイア組が増え始め、今年の春にはメンバーの一人である団塊の世代の佐賀山誠さんが、目出度く38年間の県庁生活にピリオドを打ち退職するそうです。みんなが集まれば決まったように、若かった頃の活動を思い出しては話すのですが、年齢がそうするの、日々の暮らしがそうするのか、過去や今を語ることが多くなって未来の夢を語ることが少なくなったような気がするのです。
その点私は彼らのようにやれ年金が多い少ないとか、体の調子が悪いとかいう話よりも、日々の活動の話が出来たり、明日の夢を語れるだけ幸せなような気がしました。まあ考えようでは彼らと五十歩百歩で、体力と気力の衰えは薄々感じていて、自分自身に多少の腹立たしさも感じているのです。健康的不調を訴える彼らを診るにつけ、体力保持のため日々精進しなければと、心を新たにしたところです。
さてフロンティアグループでは、毎年一回世界遺産を巡る旅を行っています。今年は日程が取れず予定していた飛騨高山の合掌造りツアーを延期しました。折角だから雪に埋もれたライトアップも見たいため、そのツアーを来年に繰り越して今年はとりあえず近場岡山県の姫路城を、4月10日日帰りで行くことにしました。聞くところによると姫路城は平成の大修理が行われていて、その全容は見えないそうですが、それもまた意味のあることのようで、早速メンバーの河野正彦さんを責任者に選び準備に取り掛かることにしました。
これまで石見銀山、広島原爆ドーム、安芸の宮島、熊野古道、遷都1300年の古都などを巡りましたが、飛騨高山や北海道知床、九州屋久島などが今後の候補として上がっていますが、皆さんの年齢のことを考えると急がなければならないようです。
昨日は河上さんのお宅で毎年のことながら手づくりの美味しいご馳走をいただきました。河上さん宅は近所に二人の息子さんが住んでいて、5人のお孫さんがいます。少子化何処拭く風の賑やかな子どもたちのはしゃぐ姿を見て羨ましいと皆が思いました。一年ぶりに再会した子どもたちはそれぞれ元気に成長していて、小学三年生の子は私の顔を覚えてくれていました。
また私たちのために一緒に無人島へ行ったことのある息子さん夫婦は、料理を運んだり雑談をしたりして今年も温かいもてなしをしてくれました。嬉しい限りです。私の家もこの4月から長男家族が帰って来て同居生活をする予定ですが、河上さんの家庭を見習いながら、幸せを噛みしめたいと思いました。
「山中の 峠を越えて 今治へ 例年通り 今年も総会」
「孫五人 襖や壁は 傷だらけ 勲章のよう ご主人苦笑」
「孫五人 来客迎え 大はしゃぎ こんな家庭を 築きたいもの」