shin-1さんの日記

○腐葉土作りのための落ち葉集め

 ぎっくり腰で体調が今一、年末から続いていた寒波で外気温が今一と、今年の冬はどういう訳か怠け心が働いて、約一ヶ月も作業が遅れていた、腐葉土作りの作業を友人赤石さんの力を借りて昨日やりました。午前9時に市役所地域事務所前で待ち合わせして、軽四トラックに熊手や手箕などの道具類を積み込み、人間牧場へ向かいました。昨日は風もなく気温も少し温かで、農作業には絶好のコンディションでした。久しぶりの人間牧場では陽気に誘われてかまど小屋近くに置いているミツバチの巣箱では、気の早いミツバチが何匹か飛び交っていました。


 昨日の作業は作ってから5年間ですっかり痛んでしまったベニヤの囲いを修復することと落ち葉を拾うことです。まず己登利建設の社長さんにお願いして貰った使い古しの幕板押さえ用鋼管を6本打ち込む作業から始めました。このところ殆ど雨の降っていない大地は堅く、打ち込んでも歯が立たないため作戦を変更してスコップで予備の穴を掘りました。腐りかけた幕板の根元のハコベ草を除けて土を掘る作業はかなり重労働です。1時間ほどで6つの穴を掘り終わり、家から持ってきた大きなハンマーで打ち込みました。そして分厚いコンパネ用のベニヤをサンドイッチのように真ん中へ挟み込んで行くのです。


 復旧工事が終わると囲い板の中の表土を集めて外へ掻き出しました。土の下からは去年の腐葉土が見えてきました。中からカブトムシの幼虫が沢山出てきました。九州育ちの赤石さんはカブトムシの幼虫を気持ちが悪いとためらっていましたが、そこは青少年活動の指導者なので、次々出てくるカブトムシの幼虫をいぶかしそうながらも拾い集め、毎年カブトムシを飼育するのに使っている漬物樽の腐葉土の中に埋め込みました。本当は腐葉土の中の幼虫を全て掘り出したかったのですが、容器が間に合わず50~60匹の幼虫を拾い集めるに留めました。今年の初夏までしっかりと管理をして、孫たちにプレゼントしてやりたいと思っています。

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(杭打ちと幕板立てが終り表土を掻き出しました)
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(腐葉土の中から出てきたカブトムシの幼虫)
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(トラックいっぱいに積んだ落ち葉)

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(落ち葉のベッドで遊び心の私)
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(赤石さんも大空に向かってヤッホーです)
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(落ち葉の踏み込み作業をする赤石さん)

 さあそれから落ち葉集めです。人間牧場へ通じる細い道を降りて行き、道沿いの吹き溜まりにある落ち葉を、ベニヤ板で囲った軽四トラックの荷台に拾い集めて積むのです。落ち葉には事欠きませんでしたが、二人でどんどん拾いどんどん拾いました。途中地元の人のトラックや郵便は辰の人が通る度に車を待避所に寄せてやり過ごし、30分ほどで荷台いっぱいの落ち葉を集めました。再び人間牧場へ戻って囲いの中へ落ち葉を移すのですが、毎年一人でやると一日かかる作業も、二人の力が加わると面白いようにはかどりました。赤石さんが踏み込んでくれた落ち葉の上に持参した米ぬかと油粕を満遍なく撒き散らしその上から発行を促進させるために水をかけました。これで作業は一段落です。来週には再び人間牧場へ行き落ち葉の上にビニールを被せ太陽の光を集めて腐葉させるのです。

 腐葉土も金で買えば造作もなく苗床は仕上がるのでしょうが、こうした地道な手づくりの活動こそが青少年活動であり、物語作りなのです。そのお陰で今年もカブトムシの養殖まで出来るのです。来月の初旬には落ち葉の上に土を被せて苗床を作り、サツマイモの種芋を植え込み小さなビニールハウスを造ります。

 やがて5月下旬には延びたサツマイモのつるを切り取り、耕した農場へ植えて実りの秋を迎えるのです。まるでエンドレステープのように延々と続く植物の命のリレーから、子どもたちは様々なことを学ぶことでしょう。今年の農作業事始も遅ればせながらやっと始まりました。手助けしてくれた赤石さんに感謝しながら二人で人間牧場を後にしました。

 

  「遅れてた 腐葉土作り するために 落ち葉集めの 農作業する」

  「手助けは 1+1は 2だけれど 3にも4にも 大き力に」

  「フカフカの 落ち葉のベッド ふざけ寝る 空の青さが 眩しく広がる」

  「腐葉土の 中から続々 カブトムシ 背中丸めて 寒そうでした」

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