○えひめ地域づくり研究会議フォーラム2011
先週の土曜日、えひめ地域づくり研究会議の年次フォーラムに放談者として招かれ出かけて行きました。第一部の放談者は内子町の町並み保存を手掛けた岡田さん、五十崎町の小田川を守る運動を手掛けた亀岡さんと夕日のまちづくりを手掛けた私の3人でした。コーディネーターとなった近藤さんから、3人に変人とからかわれましたが、亀岡さんは奇人、岡田さんは変人であっても、私は凡人だけに奥の深い話には中々骨が折れました。
最初この話を聞いた時、またその企画書に「継続する力ー地域の自立のためにー」「~愛媛の先駆者たちから受け継ぐこと~」や、「2011年、24回目となるフォーラムでは、愛媛の地域づくりの先駆者にその情熱と思いを伺い、時代を経ても変わらない理念を確認し現在実践している個々の地域づくりを点検することを目的に開催します。えひめ地域づくり研究会議の主要メンバーとなり、(財)愛媛県まちづくり総合センター、現(財)えひめ地域政策研究センターとともに歩んだたくさんの地域づくり人は志高く、全国から先進地・まちづくりリーダーと呼ばれ早くから注目されてきました。その地域づくり人は今もまだ熱く地域の自立に向け奮闘されており、学ぶべきことは沢山あります」と書かれた面映い文章を見て、今更老兵が出ることもあるまいと固辞しましたが、あの手この手の誘いに乗って出席することにしたのです。
この日は70人ほどの人が会場となったえひめ共済会館に集まっていました。老兵3人が集まるとあって懐かしい顔も姿を見せ、また誰の誘いなのか高知県からも10人近くの人が集まっていました第一部「愛媛の先駆者から受け継ぐこと」では飄々とした亀岡さんの話や、理論武装した岡田さんの話、私の笑わせる話に加え、高知県安芸市の限界集落へ嫁いだ小松圭子さんを交えた第二部「愛媛の地域づくり、これから」も、そして食談交流会も大いに盛り上がりました。
愛媛地域づくり研究会議の代表運営委員の職を辞してから早くも2年が経ちました。研究会議の発展を願い夢中で世話をした組織を離れてみると、違った発見やほころびも見え隠れしていますが、私たちの意思を継いだ人たちが、その人たちの時代感覚で盛り上げてくれることを期待しながら、今はひっそりと遠目で見守って行きたいと思っています。
「老兵は 消え去るのみと 覚悟して 桧舞台を 去ったはずだが」
「過ぎ去れば 色々言える ことなれど 一喜一憂 色々あった」
「川や街 夕日なんかに 気狂いし 競ってやった 地域づくりを」
「元気かい 久方声を かけられて 元気ですよと オームのように」