○光のページェント
今年の寒さは誰もが認める筋金入りの厳しさです。小寒から大寒に向かう季節とは言いながら、室内温度も朝起きて直ぐには7~8度ですから、西国四国の気候温暖な瀬戸内海地域にしては相当寒く感じられ、朝寝坊の妻は私がストーブに火を入れ、部屋が暖まるまで布団にくるまっているようです。こんなに寒いと外へ出るのもおっくうで、炬燵とストーブの番をしたくなるものですが、親父も私もピューピューと電線を鳴らす北西の季節風の吹く中でも、体を動かそうと散歩に出たり、時には畑や庭の草削りをして、年末年始休みでなまった体を動かしているのです。
寒い日に体を動かすと体内温度が上がり、体がポカポカしてきます。体が温まって室内に入るとストーブなどは不必要で、南に面した書斎には冬としては珍しく太陽の光がいっぱいに差し込みました。わが家の裏はすぐ杉山で、30年生くらいの杉の木が立て込んで、特に冬などは一日中太陽を見ることができない影の部分に家が建っていますが、年末に立ち枯れの杉の木を持ち主の了解を得て3本ばかり切り倒しました。体力的に強くないおじゃ痔と私には多少難儀な作業でしたが、電動チェンソーで伐採整理したお陰で、木々の間から光が差し込むようになったのです。
嬉しい冬の太陽の恵みです。それは太陽の神のような神々しさで、まるで光のページェントのようでもありました。木々の間を抜けたこぼれ日なのに部屋中が明るくなり、太陽の存在の有難さを冬ゆえ思う存分実感しました。長かった私の正月休みも昨日でやっと終りました。今年の冬休みはダイガラで顔を怪我するアクシデントや、愛用のパソコンが修理に旅立ち、目標だったブログ記事のプリントアウトも結局できず終いとなりました。でもお陰で読書や締め切りの近づいていた原稿も全て書き終え、すっきりした気持ちで今日からいよいよ本格的に始動します。
今日は午前中愛大農学部学生で中山町出身の武智さんと松本さんと事務所で待ち合わせ、厳寒の人間牧場案内です。午後は県公連の専門委員会があって会議があり、夜は19時30分から中山町の成人大学で講演の予定と、忙しい一日となりそうです。明日から雪深い参院島根へ入りますが、途中まで迎えに来てもらう雪道が心配です。なるようにしかならない日々ですが、努力してなるようにしたいとスキルをアップして目覚め始動ました。
「静寂な 杉の木立の 隙間から 差し込む光 神々しくて」
「北風と 太陽イソップ 物語 やはり太陽 冬ゆえ嬉し」
「老いの身を 惜しむが如く 生きている 親父の背中 見習うように」
「さあ始動 冬の休みに おさらばし 今日から仕事 スキルをアップ」