○今年最後の講演旅行
昨日は今年最後の講演旅行で岡山県倉敷市へ出かけました。そもそものきっかけは、今年の1月19日、岡山県公連の研修会が総社市山手公民館で開かれた時、ライフパーク倉敷の岡野さんと知り合い、そのことがご縁で今回の公民館管理職員等研修会に招かれることになったのです。
昨日は四国の山々も初冠雪が見えるなど、寒い一日でした。伊予上灘駅を7時43分発の列車に乗り、松山で特急しおかぜに乗り換え、瀬戸大橋を渡って児島まで行きました。駅には岡野さんが迎えにきていただき、会場となるライフパーク倉敷に到着、女性職員の温かいお出迎えをいただきました。
昼食や懇談の後13時15分から90分、「公民館運営に求められるもの」(これからの公民館活動~地域づくりの拠点施設として~」をテー兄話をさせておらいあした。学校の校長先生や市役所OBが主体を占める公民館管理職員に対して、公民館のマネジメントスキルアップを分かり易く話したつもりですが、はてどんな受け止め方をされたのか知るよしもないのです。でも皆さん熱心に私の話を聞いていただきましたので、手応えは十分あったようです。昨日の私の話はドラッガーの経営哲学とでもいいたいような話をさせてもらいましたが、理解されたかどうかは多少疑問です。
私が月刊公民館という雑誌の7月号に書いたように、・海や川が汚れて街が汚い、・学校が統廃合される、・限界集落が増えてきた、・青少年による犯罪が起きる、・青年団や婦人会がなくなる、・村祭りが消える、・農地が荒れる、・人間関係がギクシャクする、・自然が破壊される、・バスや列車が廃線になる、そんな社会の事象に気付きもせず、よしんば気がついても目と耳と口と鼻を塞ぎ、考えたり行動したりせず、海や川や街の汚染は生活環境課、限界集落やバス列車の廃線は総務課、農地のことは産業化の範疇だとそっぽを向き、青年団と婦人会がなくなるという公民館存亡に関わる問題でさえ、社会の流れだと言い訳をし、金がないから何も出来ないと言い訳をしているのです。
公民館は住民の命と暮らしを守り、住民の自治能力を育てるところです。その中心は館長であり、主事はその命を受けて仕事をするし、公民館運営審議会委員は館長の諮問を受けて答申をするのです。館長の役割はそのように重いのですが、相変わらず給料が安いとか、予算が少ないとか、職員の配置が悪いといった、外的要因のせいにしてやらないことをやれないといっている公民館が多いように思うのです。
ライフパーク倉敷は市民学習センター、視聴覚センター、教育センター、科学センター、埋蔵文化財センターを併設する、文字通り総合的な生涯学習センターでした。
帰りは岡野さんの配慮で、倉敷市街や水島コンビナート、瀬戸大橋が一望できる鷲羽山スカイライン経由で児島まで卓志で見送っていただきました。来年2月4日には再び区らしき女性まつり記念講演に出かける予定で、今から楽しみです。
「公民館 管理する人 前にして 一席ぶつが 響くかどうか」
「再雇用 された館長 やる気なら 地域変わると 熱弁ふるう」
「金もなく 知恵も出なけりゃ 辞表出せ 辛らつ言葉 言わせてもらう」
「迎え方 見送り方は 超一流 心に残る お出会いでした」