○偉大な二人を産んだ吉備中央町を訪ねる
タクシーは何度か自家用車で走ったことのある吉備中央町まで夜道ゆえ40分余りで到着しました。その夜の宿舎はあの有名な建築家黒川さんが設計したという吉備中央町の複合施設の3階にある吉備高原リゾートホテルです。担当の山口社会教育主事さんと津島教育長さんに出迎えていただきました。チェックインを済ませ333号室へ案内されましたが、室内は木目調のまあ素晴らしいホテルで、一人で泊まるのが勿体ないようなお部屋でした。
午後6時30分からホテルのレストランで打ち合わせを兼ねた夕食会を開いていただきました。お二人とも長らく教育畑にいるので、大いに語り合いました。私がお酒が飲めないのが少し残念でした。実は日中交流の架け橋として有名な岡崎嘉平太さんはこの吉備中央町出身らしく、この複合施設の中には岡崎嘉平太さんの記念館までありました。残念ながら時間が過ぎていたし今日も朝が早かったため見学することは出来ませんでしたが、次回は是非見学したいと、後ろ髪を惹かれる思いでした。
もう一人、この町から日本的な重森三玲(しげもりみれい)という造園学者が出ているようです。浅学な私は残念ながら今日の今日までこの人のことを知りませんでした。記念館もあるようですがこれも見ることは出来ませんでしたが、役場横に京都友琳会館から移築した友琳の庭を明くる日の朝見せてもらうことの了解を教育長さんに取り付けました。名園のことなど分からない私ですが、名人の造った庭を見ることは自分の知的エネルギー蓄積になるはずだと思ったのです。