○枝打ちと野焼き
11月の忙しさは想像以上で2日で600キロ走るなど、県内外をマイカーで走り回りました。この歳になるとオーバーワークは必ず蓄積して、何日か後に腰痛などといった体調異変が起るので気をつけなければなりませんが、そんなこともあって人間牧場はすっかりご無沙汰しているようです。
昨日は久しぶりに何をするでもなく心のリフレッシュを求めて人間牧場へ行きました。昨日の人間牧場は暖かくて穏やかで、冬間近を感じさせながらも無風状態だったので、思い切って防風のために残している杉の枝打ちをしました。杉の木に登って大きめの枝を切り落とすのですが、大きいものは腕首ほどもあって、足場の悪い木の上では選定の子も思うように使えず四苦八苦しました。
切り落とした枝葉をロケ風呂横の広場まで運んで小切りして、焼却処分することにしました。木を切る専用の鎌で切るのも大きいので一苦労です。乾燥注意報がでるこの時期なので延焼しないように注意を払い、杉葉に火をつけ燃えるほどその上に足して行くのです。杉の葉は油分を含んでいるためまあよく燃えました。白煙はまるで狼煙のように高くたなびきました。
杉の葉を燃やすとまるで雪のように白い灰が飛び散ります。そこら辺が白くなるほど広がり、水平線の家のウッドデッキにも降り注ぎました。最近の天気予報はよく当たるようで、午後から雨だという予報どおり昼過ぎににわかに雲行きが怪しくなってきたので、急いでウッドデッキの白い灰を箒で掃除しました。焼却も一段落したところでポツポツと雨が降り始め、枝打ちとの焼き作業を終えましたが、昨日は予想以上の仕事量をこなしたため、汗を随分かきました。
顔や手を水で洗い、少しの間背もたれに身体を沈め、何を思ったかハーモニカを取り出し、思いつくままに30分ほどハーモニカの練習をしました。人間牧場には4本セットのミヤタハーモニカを置いていて、いつでも練習が出来るようにしているのです。先日自分が作詞・作曲した歌も練習しましたが、次回はみんなに聞いて欲しいと思っています。
雨は本降りとなり、野焼きした火も雨で殆ど消えたようなので、火の後始末をしっかりして人間牧場を後にしました。束の間の人間牧場での一日でしたが、何か心のもやもやが晴れたようですっきりした一日でした。今日から始まる忙しさもこれで耐えれそうです。
「野焼きする 白い煙が たなびいて 師走一日 長閑に過ごす」
「木に登り まるで山猿 枝を打つ 杉の枝間に 海が広がる」
「よく当たる 天気予報の いうとおり 午後雨ポツリ ハーモニカ吹く」
「汗をかき リフレッシュした 明日からは 元気回復 何やかにやと」