shin-1さんの日記

○喪中ハガキが届く頃

 このところ、私の元へは毎日のように、「喪中につき年末年始のご挨拶は控えさせていただきます」という挨拶状が何枚も届いています。本当はその都度年賀状の整理をしなければならないのでしょうが、忙しさにかまけて机の墨に山積みされ、年賀状を出す頃に一括整理と相成るのです。

 この一年私の知っている人の訃報も随分聞き、その都度葬儀に参列したり、止む無き事情で葬儀に出れない場合は香典を届けたり、通夜に参列したり、中には遠方ゆえ弔電で済ませたりと色々でした。喪中のハガキを手にする度に、その人の思い出が蘇り、行員矢の如く過ぎ去った日々の速さに驚くのです。


 昨日は79歳で亡くなった叔父の一周忌の法要が行われました。あいにく視察受け入れの日程が早々と決まっていて、失念ながらお坊さんの読経やお墓参りには参列できず、参拝と食事会だけの酸化となりましたが、正月を3日後に控えた昨年末に叔父が急逝して早くも一年が過ぎようとしているのです。


 叔父の妻である叔母は私の父親の妹ですが、親父の兄弟姉妹は12人もいて、未だ6人健在なのです。伯母の家が目と鼻の先の3軒隣ということもあって、法要が終わってから皆が92歳になった長兄親父のご機嫌伺いに集まってきました。親父の元気な姿を喜んでくれ、昔話に花を咲かせました。

 寂しい話ですが、残った甥を迎える姉妹からは、一人減りまた一人減りする姿を寂しがったり、親父も「今度はいよいよわしの番だ」と、いつになく弱気な話を聞いたり、足腰膝の不調を訴える話が随分聞かれました。兄弟姉妹の連れ添いを含めるとまだ12人の叔父や叔母が健在なのですから、そんな話も当然かも知れません。

 私昨年、妻も今年高齢者の仲間入りを果たしました。順番から行けば悲しいかな12人の親父を含めた叔父叔母を見送らなければなりませんが、叔父叔母には一日でも健康で長生きをして欲しいと願っています。勿論私たち夫婦自身もしっかりと健康に生きていかねばならないのです。

 昨年末には事故で元町長だった丸山勇三さんも事故で亡くなっており、師走に入ると間もなく一周忌です。お墓が近所なものですから、時々お墓に行ったついでにお墓参りをしていますが、年末にはお墓参りしようかと思っています。わたしに影響を与えた人だけに心を新たにして思い出を噛みしめたいものです。


  「早一年 時の流れは 矢のように 喪中のハガキ 記憶浮かんで」

  「久方に 叔父伯母つどい 賑やかに 今度は誰か 悲し話も」

  「足腰や 膝が痛いと 椅子用意 座布団座る ことも出来ぬと」

  「ああ寂し 人の命の はかなさよ 順番来たと 親父笑って」

[ この記事をシェアする ]