shin-1さんの日記

○いつの間にか

 このところ何故か忙しく、今月だけでも西条市、松山市、東広島市、今治市、高知芸西村、大洲市、広島市と、県内はもとより県外まで出張し、その間淡路島洲本市、松山市、福井越前市から視察者を受け入れ、妻が「お父さんそんなに忙しくて大丈夫?」「よく行くところも来る人もあるねえ」と感心するくらい忙しいのです。私の日程表によるとこの忙しさは12月中旬まで続くようで、もう一頑張りしなければと自分自身に気合を入れているところなのです。

 そんなこんなで秋の深まりを感じる間もないのですが、いつの間にか季節は巡りてすっかり秋も深まっているようです。このところの忙しさで同じ敷地内に暮らしながら滅多に顔を見ない隠居の親父は、朝晩「寒い寒い」を連発し、まるで雪だるまのように着膨れて過ごしています。それでも体調はいいようで、7キロ向こうの診療所へ92歳ながら自転車で検診に行く健脚ぶりで、風が吹くたびに庭に舞い落ちる落ち葉を掃除したり、畑の手入れをしているようです。

若松進一ブログ


 菜園の野菜もこの一ヶ月で随分逞しく育って、春菊や小松菜、チンゲンサイ、蕪菜、白菜などが青々と茂って食べごろとなり、毎日の食卓を賑わせているのです。今年は高温と雨不足で大根の種蒔きが遅れたため、大根の太りが多少遅れ気味ですが、葉っぱはいつもの年と同じようによく出来ているので、これから年末までに遅れを取り戻して太ることでしょう。それでも昨日はカマスの塩焼きにたっぷりのおろし大根をかけて食べたし、越前市かの公民館主事さんから貰った越前蕎麦に春菊を一杯乗せて美味しくいただきました。

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 四・五日前まで青々としていた庭のノキシノブの葉っぱも、このところの冷え込みや季節風で一気に紅葉し、書斎の広くて大きな窓から見事な色合いを見ることができるのです。あと10日もすればこれらの葉っぱは散ってなくなり、来年の春先まで茎だけ残って殺風景になるので、せいぜい毎日楽しんで見ておこうと思っています。あれほど巣箱に群がって、活発だった裏山に設置したミツバチの巣箱も今は随分少なくなり、今は冬ごもりのための餌を食べこんでいるように見えました。

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 わが家の正面に見える双海町のシンボル本尊山も、日増しに紅葉が進んで、昨日ふと見上げると、クヌギはまだまだですが、海岸特有のハゼは真っ赤に色づいて、秋の深まりを感じさせてくれているようです。鳥が運んだハゼの実が自然に芽吹いて増えており、松くい虫の被害に遭って枯れた赤松に変わって、季節の彩を添えているのです。いつの間にか秋も深まり、家の内外に冬へと移り変わりつつある季節を感じならが、今日も元気で暮らしています。

 

  「いつの間に 人も自然も 衣替え 巡る季節を 愛でる暇もなく」

  「食卓に 上る野菜で 季節知る カマス塩焼き 大根添えて」

  「ハゼ紅葉 枯れ松代わり 照り映える ♯秋の夕日に♭ 口ずさみつつ」

  「窓越しに 見えるシノブの 見事さに 思わずシャッター 写真に収め」 


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