shin-1さんの日記

○困った、しまった島倉千代子①

 「若松さん、あんたしかおらん」と、時々褒め殺しや持ち上げの言葉に騙されて、色々な役目を言いつけられることがあります。ましてや仕事のような日々が忙しくて、集会の実行委員会や運営委員会に欠席しようものなら、このときとばかり欠席裁判にあって、あれこれと役割に組み込まれるのです。

 今年で3回目を数え、国立大洲青少年交流の家で開かれている地域教育実践交流会のプログラムにも、老骨ながら「歓迎ワークショップ」(ファシリテーター:若松進一)と、私の名前が開催要項の日程表に印刷されているのです。明らかに欠席裁判なのですが、欠席したことの後ろめたさもあって、断わる勇気も理由もなく事後承認となってしまいました。

 はてさて、ワークショップとはいかなるものか、ファシリテーターとはどんな役割なのか、日本人の私には余り本当の意味が分かっていないのです。こんな時頼りになるのはやはりパソコンです。お気に入りから入って電子辞書で調べるとウィキぺディアが出てきます。この項目には、「若松進一」という項目の解説さえ出ている優れものなので、直ぐに見つかりました。

 ワークショップとは「学びや想像・問題解決やトレーニングの手法」、「参加者が自発的に作業や発言を行える、環境が整った場において、ファシリテーターと呼ばれる進行役を中心に、参加者全員が体験するものとして、運営される形態」と説明されていました。「うーん、よう分からん」と思いつつ、その集会を明くる日に控えた前日、その役割の重さに少々気が重くなってた矢先、郵便局へ郵便物を出しに行った郵便局の窓口で、「訳ありリンゴ」のサンプルとして展示しているリンゴを見て突然ひらめいたのです。


 「そうだこのリンゴを使おう」と思い、副局長さんに「このリンゴのサンプルを6個下さい」と頼みました。わが家では毎年「訳ありリンゴ」を10箱近く買い求めている上得意なお客さんとあって、「どうぞ使ってください」と6個のイミテーションリンゴいただき持ち帰りました。さあどうする、色々思案した挙句、参加者全員200人にインタビューで、「リンゴを見て何を思い出しますか」と質問してやろうと思いました。リンゴといえば「ニュートンの引力発見

リンゴ」「白雪姫の毒入りリンゴ、「ウイリアム・テルの弓矢のリンゴ」「リンゴの歌」「青森のリンゴ」などを思い出しますが、そのリンゴの思い出し方でグループ分けをしたらワークショップが出来るかも知れないと最初は思いました。しかしこれでは人数がバラバラになるので、ホイッスルゲームで6人にしてジャンケンで順番をつけてもらい6班に分ければ平等だと思いました。

 さあそれからどうしようと、凡人の私はない知恵を絞りましたが、中々出てこないのです。相談する相手もなく、ついには別の仕事に悩殺されてすっかり忘れてしまって当日の朝を迎えました。妻と朝食をしながら、「お前に10万円やるといったらお前は何に使う?」と唐突に質問しました。「えっお父さん、私に10万円くれるの?」と妻の顔に色気がさしてきました。「違う違う、これはワークショップの進め方の参考だ」と打ち消し、妻の意見を求めましたが、妻からは明確なアイディアは残念ながら出てきませんでした。

 さてあなただったらどんなアイディアが出てくるでしょう。続きは「shin-1さんの日記」をお読みください。


  「この歳に なると横文字 意味不明 ネット検索 余計分からぬ」

  「研修会 大事な役を 任された 能力なくて どうにでもなれ」

  「実物と 見まがうほどの リンゴ持ち 勇み乗り込む 青年の家」

  「昨年も 一昨年も 今年また 三年続く 出番仕切りて」 

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