shin-1さんの日記

○「こやけ」の綺麗な夕方でした

 「♭夕焼けこやけの赤とんぼ 負われてみたのはいつの日か~」「♯夕やけこやけで日が暮れて 山のお寺の鐘が鳴る お手々繋いで皆帰ろ カラスと一緒に帰りましょう~」はご存知「赤とんぼ」と「夕焼けこやけ」の歌詞ですが、最近は葛原しげるの「♭ぎんぎんぎらぎら  夕日がしずむ  ぎんぎんぎらぎら 日がしずむ 真っ赤っかっか空の雲 みんなのお顔も真っ赤っか ぎんぎんぎらぎら 日がしずむ~」を加えた三曲を、いつまで経っても下手糞ながら自慢のハーモニカで、臆目もなく人様の前で吹いているのです。私のハーモニカを聴いた皆さんは、ハーモニカの上手さはさて置き、懐かしいハーモニカの音色に郷愁を覚え、最後はお追従の拍手を送ってくれるのです。私はそれをアンコールと勘違いして別の曲を披露するというあつかましくも迷惑な行動をとっているのです。しかし中には懐かしさの余りに思わず口ずさんだりして、益々悦に入るのです。

 ところで、「赤とんぼ」や「夕焼けこやけ」に歌われている、「夕焼け」と「こやけ」とはどういう状況をいうのかご存知でしょうか。夕日博士を自認する私の長年の研究によると(エヘン)、「夕焼け」とは太陽全体が沈んでしまう、つまり太陽の上弦が地上から消えてしまうまでの様です。つまり太陽が西に傾き始めて日没30分前くらいになると、それまで肉眼では見えにくかった太陽が輝きを失い肉眼で見えるようになるのを夕日や夕焼けというのです。それは地球上にはチリやゴミが無数に飛び散っていますが、それが太陽の談反射を遮り、光を通しやすい赤い光だけが残るから赤く見えるのです。

若松進一ブログ

 では、「こやけとは」一体どういう状況をいうのでしょう。まるでご当地検定のような質問ですが、種を明かすと、「こやけ」とは太陽の上弦が地球上から姿を消した一瞬から「こやけ」といい、にしのそらに明るさが残る状態を「こやけ」というのです。この時期は「秋のつるべ落としの夕日」といわれるように日の入り後の「こやけ」状態は短く、逆に夏の「こやけ」状態は長く続いているようです。

 一昨日はは大分県豊後大野市へ大分県公民館研究大会の行き戻り、昨日は八幡浜市保内町宮内公民館の人権研修会への行き戻り、同じ夕やけこやけラインを連続して二日間通りました。昨日は夜7時からの会合だったため、右手の伊予灘の海と空を染め分けた「こやけ」を見ながらのドライブでした。夕日は既に落ちていたものの「こやけ」の美しさに見とれながら走りました。日ごろは見えることの少ない山口県祝島付近や大分県国東半島・姫島あたりまで、「こやけ」が見事なシルエットを見せてくれました。残念ながら先を急いでいたので、上の一枚の写真しか獲ることは出来ませんでしたが、見事な「こやけ」に心表れる思いがし、車が来ないことを確認して走る車の中から夕闇迫る「夕やけこやけライン」を一枚撮りました。

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  「夕やけも いいがこやけも 味がある 海の向うに 思いを馳せて」

  「反射板 まるで電気を 点けたよう ヘッドライトに 照らされた道」

  「山口や 大分辺り シルエット 見えて明日の 天気占う」

  「同じ道 行きつ戻りつ この二日 講演先に 思い巡らす」 

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