shin-1さんの日記

○3つのリンゴであなたの潜在能力テスト

 毎年この時期になると地元郵便局のカウンターに、いかにも美味しそうなリンゴのサンプルが置かれます。実はこのリンゴはイミテーションで、「訳ありリンゴ」の販売促進用モデルなのです。郵便物や荷物を郵便局へ持って行く度に、すっかり顔馴染みとなった郵便局の女性職員から、「今年も訳ありリンゴのご注文を」と勧められています。実はこの「訳ありリンゴ」はある年、収穫前のリンゴが台風の大風で大きな被害を受けた時、リンゴ農家を助けようと始まったのです。これが意外と好評だったため、落ちなかったリンゴには「落ちないリンゴ」と名前をつけ、受生や就職試験に望む時期に売ったり、少し傷がついていてもアジは美味しいものに「訳ありリンゴ」と名前をつけたりして売っているのです。リンキャベを実践しているわが家でも、毎年この「訳ありリンゴ」を沢山買って食べていますが、味はいいようです。

若松進一ブログ

 リンゴのイミテーションは実によく出来ていて、先日そのうちの一個を許しを得て貰ってきました。これを3個にして話のネタにしようと、先日リンゴを買い求めある講演会場へ持参しました。一個のイミテーションは軽いものの残りの2個は本物なので持ち運びに重たく、今日あたり郵便局長さんにお願いしてあと2個手に入れたいと密かに思っているのです。

 このリンゴをネタにどういう話にしたかというと、「3つのリンゴ」の話です。まず一つはニュートンのリンゴです。ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て万有引力の法則を(発見)しました。次にアダムとイブの話や白雪姫の話の出てくるのは毒入りリンゴです。毒が入っているかどうかは食べなければ分かりませんが、そのリンゴを見抜く(眼力)や(信用)が必要です。三つ目はウイリアム・テルの話です。頭の上に乗せたリンゴを弓矢で射抜く話にはハラハラドキドキしますが、(目的}を持って(挑戦)することの大切さを説いています。


 さてあなたは一個のリンゴを見て、どんなリンゴの物語を想像するでしょう。ニュートンのリンゴを思ったりアダムとイブや白雪姫を思うかも知れません。またウイリアム・テルを思い出す人もいるでしょう。その思い出す物語によってその人の潜在能力の順位が決まるようですが、私はこのリンゴの結末に、郵便局の「訳ありリンゴ」の話をするのです。人間には美しく見せたいという(見栄)の気持ちが必ずと言っていいほどあります。しかし人間早々完璧な人はいないのです。時には人に知られたくない古傷(過去)を持っていたりしていますが、それで人間の値打ちが変わるものではありません。役職がなくっても、古い傷を持っていても人間らしく生きている人は世の中沢山いるのです。

 今年もリンゴの美味しい季節がやって来ました。あなたも是非郵便局の「訳ありリンゴ」を食べて、あなたの心の中に潜む(優しさ・思いやり)心を発見しては如何でしょう。


  「リンゴ見て 何を連想 テストする 私はやはり 訳ありリンゴ」

  「本物と 見まがうほどの イミテーション 食べれぬ故に 美しいのか」

  「常日頃 リンゴを食べて 健康に 医者要らずとは よく言ったもの」

  「あと二つ 欲しいと思う リンゴ故 局長ねだり 行こうか迷う」 

 

[ この記事をシェアする ]