〇東京からのお客さん
ふとしたことから知り合った国立教育政策研究所社会教育実践研究センター専門調査員の伊藤女史が昨日、調査のために東京からわざわざやって来ました。前日夜遅く松山に入り大番頭の米湊さんと小番頭の松本さんがお相手をしてくれ、昨日は午前10時に松本さんが案内して朝10時に我が家で落ち合いました。
伊藤さんのご主人は八幡浜の出身らしく、愛媛は馴染みの土地でシーサイド公園などは既に見学しているので、まずリクエストされていた下灘駅へ向かいました。駅には平日ながら列車を待つ人や見学者がいて、運よくプラットホームへ滑り込むように入ってきた一両の列車が、何とも長閑なローカル線の風情を醸していました。最近地元の老人クラブがこの駅に野菊を植えたり掲示板や「ウフフ・・」という落書き帳を備え付けたりして、駅をきれいにしようと取り組んでいますが、その張本人の元商工会長西下芳雄さんにも偶然出会いました。西下芳雄さんは私のいとこで、前日も花活けの花器を作ったらしく、季節の花が彩りよく飾られていました。
その後奥西周りで人間牧場へ直行しました。昨日はこのところの天候不順が?のように青空が広がり、日陰は少々寒いもののウッドデッキからの眺めは最高で、青い空を写した海も真っ青で、遠望も開けて「これぞ人間牧場」と自慢できるほどの眺望でした。伊藤さんは人間牧場の話に耳を傾けたり、そこら辺を見学したりしていましたが、ロケーション風呂からの眺めにも感心していました。人間牧場もいよいよ春を迎え、スモモの白い花が満開に咲いていました。眼下の下灘豊田漁港はこの休漁日のようで漁船が綺麗に並んでいました。
潮路というレストランで軽い食事をしながら海を眺め、くじらという妹のお店でソフトクリームをご馳走になりながら菜の花を眺め、最後は改装なった翠小学校を見学に出かけました。この日はチェロの演奏会があったようで、校長先生とも面談しましたが、伊藤さんは松本さんの案内で学校の見学をしていました。
(故梶原忠弘さんが寄付された翠小学校の象徴であるカワセミの石造)
つかの間のご案内でしたが、松本さんや伊藤さんの後ろの時間が設定されていたので、簡単な町内ウオッチングは終わりましたが、伊藤さんと分かれてから、社会教育とまちづくりの話を深く話さなかったと少々悔やみましたが、お互いその辺は分かりあっているのと自分を納得させました。その話は次の機会にとっておきましょう。
「そこここを 案内歩く 町内で 懐かし人に 出会い懐かし」
「いつの間に 人間牧場 春が来て スモモの花も 満開に咲く」
「漁休む 漁船居並ぶ 港町 長閑けき春を 堪能しつつ」
「都会より 田舎がいいと 自慢する 果たして田舎 本当にいいのか」