shin-1さんの日記

○布団が恋しい季節

 朝晩冷え込んだり、テレビの天気予報で「明日の朝は放射冷却現象で・・・・」とか、「シベリアから寒気の吹き出しが・・・・・」なんて聞くと、ついつい憂鬱になって朝布団から出にくい季節になりました。日本ではベットが主流の洋風生活がすっかり定着しましたが、私は何故か畳に布団を敷いて寝ています。もう60年間もやっている習慣ですからあのギシギシするようなベットには寝れません。そう言いながら旅に出たときはそんなに違和感もなく寝ているのですから、それは私の錯覚に過ぎないのです。でもでも畳の布団で寝ることが私のこだわりなのです。

 私たちは夫婦が同じ布団に寝ています。聞いた話ですが最近の夫婦は別々の布団や別々の部屋で寝る人が多くなったといいます。私にとっては結婚以来続けている習慣なのでこれも私のこだわりでしょうか。お蔭様で夫婦喧嘩もしますが同じ布団に入ると何故か仲が直って離婚するでもなく35年間夫婦を続けることが出来ました。勿論4人の子宝も全てこの布団の中で製造してきましたから、私たち夫婦にとって布団は子ども製造機であると同時に夫婦愛倍増機といったところでしょう。

 寒くなると布団の中ではお互いが湯たんぽの役割を果たします。冷え性の妻は私のマタクラに平気で足を突っ込んできます。おっと、卑猥な表現になりつつありますのでここらで止めますが、兎に角夫婦が同じ布団に寝ることは会話も弾み、いいことだらけだということを強調しておきましょう。

 布団は柔軟体操の場にもなっています。風呂から上がって汗が引いたころ、命の貯蓄体操で覚えた幾つかの体操をするのが日課になっていますが、お蔭様で体の調子もいいようですし開脚はこの歳になっても180度開くにですから布団体操に感謝しています。今は羽毛布団を利用しているので昔のように何枚も重ね布団をしなくてもすみ楽チンです。冬は夜の時間が長いですから昔のように枕元に電気をつけて読書をすることも考えていますが、妻は布団に入って旅番組を見ながら眠気を誘うのが日課、多少の考えや行動の違いは譲り合いましょうか。

  「妻曰くあなたと寝ると暖かいそんな夫婦を羽毛布団が」

  「えっあんた別々寝てる嘘でしょう夫婦は同じ布団で寝るもの」

  「風邪ひいた妻と寝てもうつらない免疫効果注射より効く」

  「世界地図描いた昔が懐かしい布団思い出風にさらして」

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