○大きなヤマモモの木
【人間牧場」に樹齢200年を有に越す大きなヤマモモの木があります。この木は子どもの頃とひとつも変わらない姿をしています。多分木の成長と自分の成長がダブっているので、子どもの頃は大きく感じたのかも知れませんが、とにかく大きい木です。木霊宿るという言葉がぴったりのヤマモモの木の側には、小さな祠があって、地元の人が時々お参りに来ます。
ヤマモモの木には多分雷が落ちたのでしょう。根元には黒く焼けた後が空洞になっています。子どもの頃この空洞にハーモニカを隠していましたが、誰れにも見つかりませんでした。たまにお菓子を隠していると何者かに食い荒らされて悔しい思いをしましたが、今考えると動物だったようです。私は神の使いではないかと思ったこともありました。
「ヤマモモの木」は「人間牧場」のシンボルです。大切にしたいと思います。
○ハーモニ家を目指したい
ああ、そうそう隠したハーモニカですが、その後約半世紀経って、最近そのことを思い出してハーモニカを吹き始めました。知らなかったのですが、今日本の教育ではハーモニカを習わないそうです。リコーダーだそうです。私はこのことが不思議でなりません。外国から入ってきた楽器とはいえ、あんな哀調を帯びた音色を聞かせてくれる楽器はそうそうないと思います。持ち運びも簡単だし、日本の文部省は何を考えているのでしょう。
私は将来(そんなに時間がないって?)ハーモニ家を目指したいと思っています。
ここだけの話ですが、密かに練習して只今100曲以上を吹けるようになりました。通知表音楽2の落第生としては大変な努力です。とひとり自慢しています。将来は何処かでハーモニカコンサートをと淡い夢を持っています。