○五右衛門風呂を作りたい
「人間牧場」構想は時間と手間ひまとお金がかかることから、一気にはことが運びません。故に「水平線の家」の建設が第一期工事なら、さしずめ五右衛門風呂は第二期工事といったところでしょう。
家を人が住めるようにするためには飲み電気や水の確保、下水の処理、便所、風呂、食べ物作りなどクリアーしなければならないハードルが幾つもあります。勿論その殆どがなければ自然に任せたり、代用品を持ち込めば済むのですが、生活をするとなると日日のことであり、そういうわけにはいきません。
実は第二期工事のはずだったんですが、五右衛門風呂はもう基礎部分が出来上がっているのです。工事状況を見に来た人からは奇妙な構造物を見て「あれは何?」とよく聞かれます。「うーん、あれは出来上がるまでの秘密です」とお茶を濁しているのですが、実はブログ読者にだけ教えますが、あれは五右衛門風呂の基礎部分なのです。
五右衛門風呂を作ろうと計画したとき「五右衛門は昔の大泥棒なのに」と笑われましたが、私たちが子どもの頃の各家庭の風呂は殆どが五右衛門風呂でした。下簾(ゲス)板を沈めて入る五右衛門風呂は今にして思えば何とも奇妙な日本人の暮らしでした。そこで郷愁を呼び起こす、いや日本人の暮らしを再現するためにも是非五右衛門風呂をと考えたのです。
露天風呂+五右衛門風呂のようなものを考えています。出来上がった是非一度入浴をと勧めます。
「海や夕日を見ながら五右衛門風呂に入る」何てロマンチックな考えでしょう。
どこかに古い五右衛門風呂の釜はないかなあ。(独り言)