shin-1さんの日記

ツリーハウスを作りたい

 わが愛媛県出身の作家にノーベル文学賞を受賞した大江健三郎さんがいます。大江文学は難度の高い作品が多く、私のような凡人には中々理解し難いのですが、同じ本を何度も読み返していると、段々分かってくるから不思議です。でもやっぱり他の本に比べると頭が休まるどころか、頭が痛くなります。

 そんな中で一番好きな本は「自分の木の下で」という作品です。特に奥様大江ゆかりさんの挿絵が素晴らしく、空想と現実を結び付けてくれます。

 本の中に出てくる「本を読む木の家」は、子供の頃に経験したことだけに特に気に入って、いつか自分も「本を読む木の家」つまり「ツリーハウス」を作りたいと思っています。

 「人間牧場」には樹齢200年のヤマモモの木があるのですが、根元の近くに道祖神のような祠が祭ってあり、恐れ多くてバチでも当っては大変と近寄りがたく思っています。「人間牧場」の敷地内にはみかん畑当時の防風林に使っていた杉の木が何本か生き残って枝を張っています。根元や枝分かれの面白さがあるので、この杉の木を使って「ツリーハウス」を作り、畳一畳の狭いハウスで、思いっきり本を読んで見たいと思っています。

 そんな考えを察してか息子が「ツリーハウス」の本を一冊プレゼントしてくれました。楽しく読んで夢を膨らませています。

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