人間牧場

〇水分補給

 このところ日本列島のあちこちでは、35度以上の猛暑どころか40度を超す超猛暑の高温新記録が続出していて、熱中症症状で救急車で病院へ運ばれたり、熱中症が原因で亡くなる人も増えてきているようです。故に熱中症対策として、「小まめに水分をとるよう」「エアコンを使うよう」「塩分を取るよう」勧めていますが、「適度に」という注意が不足しているため、少しお年を召した方は、その「適度に」がいったいどれほどなのか分からない人も多いようです。

老夫婦が病院のロビーで回し飲みしていた500mlのペットボトル

3日前定期健診で病院へ出かけました。ある老夫婦は水分補給が大事だからと、病院へ来るのに背負ったナップサックの中に、何と市販の500mlのペットボトルを入れ、待合い時間中「水分補給が大事」と呪文のような言葉をかけ合いながら、500mlのペットボトルを回し飲みして過ごしていました。そして「塩分補給も大事だから」と言いつつ、塩飴をずっとなめ続けていました。一人なら知らない人でも会話を交わすのですが、夫婦で会話しているので割って入ることもできませんでした。

 この様子を見て「人間は一体いくらくらいまで水分を補給すればいいのだろう」と多少疑問に思いました。東洋医学に「水毒」という言葉があります。汗をかかず水を飲み過ぎると体内が水浸しになって、取り込んだ水分が体を冷やしたり、汗や尿として排泄されなければ水分は水毒となるのです。日ごろは塩分の一日摂取量は5g以下とされていますが、小さな塩飴でもずっとなめ続けると、塩分過多となってしまうようです。「適度」を勘違いしないようにしたいものです。

「お~いお茶 言えば出てくる お茶何と ペットボトルの お茶を注いで」

 「病院の ロビーでお茶を 回し飲み 塩飴なめて 熱中対策」

 「この夫婦 飲んだお茶にて 体内は 水びたしかも 要らぬ節介」

 「さあ今日も 暑さ対応 しなければ 妻はせっせと 麦茶を沸かす」

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〇朝顔が咲き始めました

 わが書斎の窓際に、今年もグリーンカーテンのつもりでプランター3つを用意して6本の朝顔を植えました。支柱を立てて網を張っていますが、今のところ順調にツルが伸びていて、まだグリーンカーテンには程遠いものの、4~5日前から綺麗な花を咲かせ始めました。

朝顔が咲き始めました

朝起きて書斎に入り、メールの整理やブログを書くため机に向かいますが、やがて外が明るくなり窓ガラス越しに朝顔の花が見えるようになると、ついつい嬉しくなり、外に出て花を愛でるのです。ヒマワリ、百日紅、グラジオラス、ムカデ花など、夏の花は意外と多いのですが、朝顔は昼頃しぼむ花の短さもあって、特に愛おしい感じがしています。

珍しい朝顔

 プランターに植えた花々の水遣りは、主に妻が毎朝やってくれていますが、私も自分で植えた朝顔なので時々水をやっています。今朝はこれまで見たこともないような、濃い紫の花が咲いているのを見つけ、家族みんなで外に出て朝顔談議に花を咲かせています。

「書斎窓 グリーンカーテン 作ろうと 朝顔植えた 花咲きました」

 「朝顔の 花に癒され 猛暑日の 今日も元気で 頑張れそうだ」

「咲いた咲いた 朝顔咲いた 家族みんなも 笑顔の花だ」

 「まあ綺麗 誉めてもらうと 嬉しくて 朝顔よりも 自分喜ぶ」

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〇普通でない不通

 先日の大雨の影響は各地に広がっていますが、幸い海岸国道や主要県道は復旧したものの、端々の市道や農道などは未だ手付かずで、とりあえず「通行止」の看板が設置されている所はまだよい方です。中でも長期化しそうなのは予讃線海岸周りの不通で、普通は高校生嫌通勤者で賑わう駅も散閑としていて、あれほど賑わっていた下灘駅も、観光列車が走らないことから少し客足が遠のいているようです。

通行止めの看板
松山方面の線路
長浜方面の線路

 列車が止まって一番困るのは、車に乗れない高校生とお年寄りです。高校生は列車で通学していましたが、今回の不通で親は高校生を伊予市まで朝晩連れて行かねばなりません。幸い夏休みが近づいているものの、殆どの子どもは何らかの部活を行っていて、夏休みと言えど学校へは出かけなけれればならないのです。親ゆえこれも仕方がないことと諦めていますが、むしろ親子の距離が縮まったようでもあるようです。

 車の乗れないお年寄りも伊予市や松山の病院へ通うことができず、町内に2つある小さな診療所と病院は連日お年寄りの賑やかな会話が聞こえています。JR四国の見通しだと海岸周りの復旧開通には2ヶ月程度かかるようです。昨日鉄橋の上の線路をダンプカーが走っていて、見慣れない光景にビックリしました。多分災害復旧工事現場へ向かうトロッコ型のダンプカーだと思われますが、一日も早い開通を望んでいます。勿論シーズンを迎えた観光列車「伊予灘ものがたり」や「夕焼けビールトロッコ列車」も早く何とか・・・・。

「町内の あちこち立った 通行止め 看板いつまで 見通し立たず」

 「予讃線 海岸周りも 不通です 普通でないゆえ 親も難儀を」

 「鉄橋の 上をいきなり ダンプカー 走る姿は 珍百景です」

 「なくなって 初めて分かる 有難さ 喉元過ぎれば 忘れてしまう」

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〇ブルーベリーとスイカの収穫

 わが家の菜園の隅には、数年前親友の西岡栄一さんから頂いたブルーベリーを5本植えられています。最初は大きな植木鉢に植えていましたが、毎日の水遣りが追い付かず、このままだと枯らしそうだったので、ダメ元で路地に下ろして植えました。ブルーベリーは強酸性の土壌を好むと聞いていたものの、土壌ペーハーなど無視して植えました。その後の生育状況はそれなりで、枯れもせず今のところ順調に育ち、今年も沢山の実をつけて、豊作の予感です。

色づき始めたブルーベリー
鈴なりのブルーベリー
収穫したブルーベリー

 数日前からブルーベリーの実が黒く色づき始め、小鳥が狙うようになったので、とりあえず収穫してみました。初物を食べると長生きするそうなので、まず長生きしてもらわないと困る妻に毒見と称して食べさせ、息子家族にも少しだけれどお裾分けしてやりました。今年は大雨の影響でしょうか、私も1~2粒試食してみましたが、少し甘みが不足しているような感じがしました。ブルーベリーはアントシアニンが豊富で、目に良く効くのだそうです。私は目だけは今でも裸眼で新聞が読めるほど良いので、ブルーベリーの手助けは妻のみです。

一番なりの収穫したスイカ

 昨日はスイカ畑の初なりスイカを収穫しました。一番なりは美味しくないので摘果するらしいのですが、勿体ないのでそのまま太らせていました。一抱えもある大きなスイカの初収穫はとても楽しみで、スイカの球を叩いてみたり、ぜんまいツルが枯れているかどうか確認しての収穫でした。冷蔵庫に冷やすため妻が包丁で切り分けましたが、少し早すぎた感じがしたものの、味は申し分なく、息子家族にもお裾分けして、収穫を喜びました。

「水遣りが 大変なので 路地植えに 心配したが 何とか成長」

 「今年も ブルーベリーが 色づいて アントシアニン 妻は喜ぶ」

 「もう採ろう 妻にねだられ スイカ採る 味はまあまあ 冷やしいただく」

 「何でだろう スイカの色が 赤いのは? 疑問思いつ スイカ四つ切り」 

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〇mont・bellの帽子

 さすがにこの歳にあると、お洒落などしてもモテもしないし、モテようとも思わないので、ついついどうでもいい格好になりがちです。そんな私を気遣って妻は、「散髪には小まめに行くように」とか、ちょっと垢抜けしたようなシャツを買って来て、私に着るよう勧めようとしますが、余り気乗りしないというのが正直なところです。

妻に飼ってもらったmont・bellの帽子

昨日妻と二人で松山へ出かけた折、たまたま通りかかったmont・bellというお店に、妻の勧めで立寄りました。私は帽子が大好きで、いつも作業用の帽子を被っています。帽子は日焼けから顔を守ってくれるばかりでなく、帽子のお陰で農作業中に頭を木や軒先ぶつけても大事に至らなかったことがしょっちゅうあるのです。猛暑日の続くこの時期はひさしの広い麦わら帽子を被っています。

店内にはTシャツや帽子が沢山置いていましたが、少々お高いようでした。mont・bellは品質がしっかりしているので、妻が見繕いTシャツを2枚買ってもらいました。帽子のコーナーで欲しかった帽子を見つけましたが、たかが帽子と思っていたので、値段的には「えっ?」と思うくらい少々お高く感じましたが、妻の勧めもあって買うことにしました。

 別売りのあご紐も買いましたが、私はしょっちゅう行く先々で帽子を忘れるので、自宅に帰ると早速マジックインキで帽子の裏側に名前を書くよう、「少々高かったのだから、忘れないように」と妻に釘を刺されて勧められました。買ってもらった濃紺の帽子を被って鏡に映してみましたが、麦わら帽子よりは少しマシかな?と思う、「まあまあ似合う」程度でした。(大笑い)

「モンベルの 店に立寄り 帽子買う 少しお洒落で 少しお高い」

 「あちこちに しょっちゅう忘れる 私ゆえ 名前を書けと 妻の命令」

 「農作業 する度頭 ぶっつける 帽子のお陰 怪我せずすんで」

 「この時期は 麦わら帽子が 手放せず 田舎のじいさん 今日も元気に」

 

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〇よく似た漢字の辛と幸

 私は子どものころからどちらかというと算数・数学より国語が大好きで、本を読んだり文字や文章書いたりしていますが、最近はパソコンの普及で文字を書くことが極端に減っていることを、日々の暮らしの中で実感しています。毎日3枚のはがきを書いたり、ブログを2本も書いている私ですが、特にブログはむしろ書くというより、キーボードを使って「打つ」というのが正しい表現かも知れません。

そんなこともあって、最近はパソコンの自動変換に頼ったり、辞書さえも余程のことがない限り引かなくなっているため、漢字を必死に思い出そうとするのですが、すっかり忘れてしまいあたふたしています。特に漢字は変換ミスにさえ気づかず、文字を書くどころか恥をかいてしまうこともしばしばですが、高齢による体内記憶装置の劣化も追い打ちをかけ、嘆く以外方法がないようで困ったものです。

つい最近、「辛」と「幸」のようによく似た漢字について考えることがあります。先日友人から一枚のはがきが届きました。文章の前後を読むと、「幸」のはずなのに、その友人は「幸」を間違えて「辛」という漢字を書いているようでした。「辛」はつらいことですが「幸」はさいわいです。今回の豪雨災害に遭った人たちの中には、辛いはずなのに、「辛」の上に+を乗せて「幸」と感じるポジティブな人を多く見かけます。本当は辛いのでしょうが、「命があっただけでも感謝しなければ・・・」と気丈に生きようとする姿に、深い感動を覚えるのです。「十加え辛を転じて幸となす」、味わい深い?私の造語です。(大笑い)

「最近は 漢字忘れて 大慌て 幸を書くはず 辛で赤恥」

 「辛と幸 似ている漢字 意味は逆 誰が作った こんな紛らい」

 「辛の上 +(プラス}を足せば 幸になる 感心しつつ メモ帳隅に」 

 「ネガティブな 辛よりポジティブ 幸がいい 分かっちゃいるが これが中々」

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〇ふるさと体験塾欠席

 ここ数年は殆ど休まなかったふるさと体験塾ですが、1年前からスケジュールに組み込まれていて、どうしてもキャンセルすることができなかった岡山県津山市での講演に出席するため、実行委員会に無理を言って、今年第3回目となる「船で海に飛び出そう~底引き網体験}」を今回は、お休みをさせてもらいました。さりとて実行委委員長なので企画や準備には深く関わりました。事務局の隅田さんと、講演道中にも何度か携帯電話で連絡を取り合いながらの一日でした。

体験航海に参加した子どもたち
黄色い底引き網漁船に乗船
島民15人ネコ150匹の青島上陸
青島に伝わる盆踊りの説明を聞く子どもたち
底引き網体験
美味しかったお魚料理
本多さんがアップした大漁の鯛を抱えてご満悦な子ども

昨日は好天に恵まれ、海も穏やかで予定通り上灘漁港を出港したようでした。今回は沖合に浮かぶ島民15人ネコ150匹の住む青島に途中寄港する面白い企画を思いつきましたが、青島の紙本分館長さんのお骨折りもあって、愛媛県指定の郷土芸能青島盆踊りの様子も見学させてもらうなど、沖合に浮かぶ青島を毎日見て暮らしているとは言いながら、滅多に訪れることのできない島だけに、参加した子どもも大人も大喜びでした。

 夕方帰宅する途中、隅田さんから何のトラブルもなくプログラムを無事終了した旨の報告があり、帰宅するとメールで当日の様子が画像で送られていました。また同行した子どもの親もfacebookに様子をアップしていました。孫2人も当日の様子を報告してくれました。昨日は孫がお土産にもらったというホウボウのお裾分けを、妻が煮付けにして食卓に並べてくれましたが、新鮮で飛び切り美味しいプレゼントでした。

「行けなくて 残念でした あれやこれ 楽しかったと 画像が届く」

 「ネコの島 興味深々 上陸し 異様雰囲気 聞きしに勝る」

 「刻々の 電話報告 旅先で 聞きつつ最後 何事もなく」

 「孫土産 貰ったホウボウ 食卓に 自分が獲ったと 孫は錯覚」 

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〇夏空に入道雲

 西日本を中心にして、甚大な被害をもたらした7月豪雨から1週間が経ちました。泥沼のようだった畑もこのところの、35度近くになる連日の真夏日でかなり乾いて、そろそろ水が欲しい感じがし始めてきました。降ったら降ったで心配でしたが、天気予報だと当分の間は雨の降る気配もないので、菜園の畑に朝晩水を灌水するホースも準備しなければならなくなりました。

人間牧場に出かけ沖合に目をやると、空も海もすっかり夏空に替わり、水平線の上には大きな沸き立つような白い入道雲が勢いよく湧いて、元気を貰うような感じがしています。雲を見ていると色々な姿形を連想します。観音開きの窓を全部開け、ウッドデッキの木陰に背もたれ椅子を出し、体を横たえて雲の行方を何気なく追いながら瞑想にふけるのも楽しみの一つです。

この時期は縞模様の藪蚊が出て刺されるので、蚊取り線香に火をつけて背もたれ椅子の下に置くことも忘れないようにしなかればなりません。三日前、遅ればせながらツリーハウスの傍に置いている蜜蜂の巣箱に蜜蜂が分蜂したようで、時々静かな羽音を立てて、蜜蜂が上空を西に東に忙しそうに行き交う姿が見えました。人間牧場の夏は平和です。

 

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◯巣立ちの季節

昨日の夕方、息子たちのダイニングで談笑していると、何やら「ゴツン」という鈍い音がしました。みんな一斉に「あれ?、なんの音」とガラス戸の外を見ると、小鳥の赤ちゃんが、ガラス戸に頭をぶっつけ、脳しんとうを起こしていました。「可愛そう」と外に出ようとする3年生の孫を静止し、しばらく皆で見つめていました。

  1. 脳しんとうを起こした巣立ちの小鳥

    その内小鳥の赤ちゃんは、近くまで飛んできた親鳥の声に促されどうにか歩けるようになり、通路の向こうの石の上まで飛びました。小鳥の雛はまだ頭に産毛が生えていて、やっと巣立ちを迎えたようでした。車庫の蛍光灯の上に、今年もつばめが巣を作り親鳥がせっせと赤ちゃんに餌を与えて育てています。

巣の下には私の愛車を置いていますが、ボンネットの上は毎日フンで汚れていますが、妻は「もう少しだから我慢して」と私に自制を求めています。昨日も外出する時フンを水洗いして落しました。妻は私には厳しいのに、ツバメには優しいのです。若いツバメ?の方が私よりいいのでしょうか?。

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〇一歳の孫が歩き始めました

 5月から12月まで、長期間研修に横浜へ出かけている次男息子から、「花菜がどうやら歩き始めたようだ」と一昨日メールが入りました。遠く離れていてもパソコンやスマホを使ってリアルな様子を、毎日確認できるのですから便利な時代になったものですが、その様子は松山から横浜を経由してわが家へ届くのです。

やっと歩き始めた孫花菜

 4~5日前に、大雨の被害に遭っていないか心配で、息子の家へ妻とお二人で出かけた時孫は、まだ伝い歩き程度でしたが、送られてきた動画ではテレビに向かってチョコチョコ歩く姿が見え、内孫2人も巻き込んでその歩く姿に、みんなで拍手を送りました。まだ言葉は意味不明ですが、最近は近くの児童館にも親子で出かけているようで、仲間も増えているようです。

子どもの成長は早いもので、「這えば立て、立てば歩めの親心」です。「子を持って知る親の恩」とも言われていて、戦争末期の昭和19年に生まれ、私の成長など二の次だったのだろうと思っていましたが、親はいつも子どもん成長に目を細めるもののようです。俄然週末に出会うのが楽しみになってきました。目下のところ孫の成長はわが家の希望の星です。

「横浜を 経由の動画 届きたる 孫の歩きに 思わず拍手」

 「他愛ない 孫の成長 楽しみに 爺婆顔を ほころばせつつ」

 「少しずつ 上向き成長 する孫に 比べ私は 下向き退化」

 「田動物 生まれりゃすぐに 歩くけど 人間一年 せずば歩かず」

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