人間牧場

〇海は広いな大きいな

 自分がこの原風景を自慢したくて造ったふたみシーサイド公園砂浜と海は、いつ見ても素敵な光景です。

  「この景色 自慢したくて シーサイド 公園造り 20年が過ぎ」

  「最初頃 窮屈だった 砂浜も 今は自然に 帰りて曲線」

  「何もない ゆえにシンプル ベストです 海・空・夕日 全て気に入る」

  「この景色 これから先も 大切に 守って行きたい 子孫のために」  
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人間牧場

〇中予地域ミニフォーラムin久万高原町(その2)

 久しぶりに来賓あいさつに見えられた、最近久万高原町の町長になった河野忠康さんにお会いしました。合併前の久万町長だったお父さんとも、助役だった渡部さん(いずれも故人)とともに親しく交流をさせてもらいましたが、最近県議会議員を辞して選挙を勝ち抜き町長さんになった河野さんとは、元国務大臣塩崎潤さんの地元秘書をしていた頃知り合い、わが家の横にある私設公民館煙会所に塩崎さん直筆の「自彊不息」と書かれた掲額を、河野さん自身に持参してもらっていたのです。

 河野町長さんは山仕事に出かけた折、箸を忘れてクロモジの小枝で箸を作って弁当を食べた思い出を語られました。ちなみにこの日の司会進行は、昔からの顔見知りで元アナウンサーだった河野町長さんの奥さんでした。開会あいさつはいつも格調高いあいさつをする、私の後任を引き受けてくれて活躍してくれている、代表運営委員の渡辺浩二さんでした。 「森のハーバルライフ・クロモジを使ってまちおこし」について、上浮穴高校プロジェクトの発表の後、私が40分ばかり「若者と学ぶ地域創生のあり方」と題した基調講演を行いました。

 地方創生とは何か、地方創生が目指す2つのポイント、地域の5つの悩みを話した後、2015年国勢調査確定値を読み解きながら、愛媛県内で一番高い人口減少率は久万高原町の12.41%、11.54%の伊方町であること、県内地一番高齢化率の高いのは久万高原町の47.3%、伊方町の43.1%、で、約2人に1人が65歳以上の高齢者であることなどを紹介し、さてどうするこれからの地域創生について話しました。ポール・J・マイヤーの「鮮やかに想像し(夢・計画)、熱烈に望み(願望)、心から信じ(信念)、魂を込めた熱意を持って(情熱・熱意)、行動すれば(アクション・スキルアップ)すれば、何事もついには実現する(成功)」ことを辞令を交えながら伝えました。

 夕方近くのレストランで渡辺浩二さんや梶川嘉徳さん、井上泉さん、河野町長さんの奥さん、上浮穴高校校長森田桂子さん、コーディネーターをした岡崎直司さんたちとささやかな交流会を持ちました。美味しい料理を食べながら四方山話に花を咲かせました。久万高原町の夜はさすがに冷え込み、少し肌寒さを感じましたが、心はポカポカで夜道を戻りました。

クロモジノ商品開発
クロモジノ商品開発
クロモジって?
クロモジってどんな植物?

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〇五行歌10月歌会の結果

 昨日はあいにく一日中雨模様の天気でした。午前10時頃孫の通う小学校から「お宅のお子さんが腹が痛いといって保健室で休んでいます。迎えに来てくれませんか」と、若嫁の携帯に電話が架かってきたので、若嫁は早速学校へ出かけて一年生の孫奏心を連れて帰りました。3年生と1年生の孫は、10月23日の地方祭に子ども神輿を担いでから、少し風邪気味で近くの病院で診てもらいながら学校に通っています。どうやらその余波のようなので、幸い私が家にいたので温かくして部屋で過ごさせました。

 やがて郵便局の配達員さんが手紙類を郵便受けに入れて帰りましたが、松山五行歌の見山あつこさんから届いた封書の表書きは、判読が出来づらいほど雨に滲んでいました。早速ハサミで封を切り、出席歌一番から15番まで、欠席歌1番から19番までさっと目を通して読みました。私の欠席歌は3枚目の16番目に載っていました。
  雨・運動会順延
  雨・洗濯物室内干し
  雨・雨傘に長靴
  雨・台風接近
  雨・雨・雨・またあめか

 作品に続いて次のような講評が載っていました。
 「☆今年の秋はまさにこの通りでした。「雨」がこれだけ並ぶと圧巻。雨の漢字の点々が、雨粒に見えてくる構図もお見事です。最後の最後にある「あめ」のひらがな表記は作者の呟きのように感じます」。思いつきで作った歌ですが、心ある人が講評するとまるで文学作品のような感じもして、少しだけ納得して読み返しました。ちなみに今月の出席歌一席は塚田三郎さんの次の歌でした。なるほど納得でした。
  こんな
  いい日は
  そうそうない
  あえて
  わけは言わないけれど

  「10月の 歌会結果 届きたる 宛名雨濡れ まるで涙字」

  「わが歌は いつものように 駄作だが 講評良くて まるで秀作」

  「雨模様 五行歌詠めば また楽し 季節移ろい 感じるままに」

  「一ヶ月 あっという間に 過ぎて行く いつの間にやら ツワブキの花」

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〇蜂蜜精製

 お盆を過ぎた8月20日前後に採集した蜂蜜は、一升瓶に入れたまま小屋の隅に置いていましたが、私の作業はここまでのため、その後の蜂蜜精製の作業は長男息子に引き継いでいます。しかし息子は仕事や地域づくり活動が忙しかったようで、家の廊下に置いている畳半畳程の小さな家庭用サウナの中に、ステンレス製のパレットを二つずつを五段に並べて、中に一升瓶から取り出した蜂蜜を入れ、殆ど毎夜仕事から帰るとスイッチを入れて低加温しながら、気長に水分を自然蒸発させて、純度82度以上に高めているようです。

瓶詰めされた蜂蜜
瓶詰めされた蜂蜜
琥珀色の蜂蜜
琥珀色の蜂蜜

 先週の日曜日、息子は純度計の数値が82度を越えたので、網目の細かい漉し袋で漉して、大小2つの瓶に瓶詰め作業をしていました。私が採集した時の蜂蜜はサラサラ状態でしたが、水分を飛ばした蜂蜜はいかにも濃いいといった感じで、蜂蜜の匂いが当たり一面に漂い、何ともいえない至福でした。息子はこれまでインターネットを使って、様々な蜂蜜情報を仕入れ、ああでもないこうでもないと楽しみながらやっているようです。昨年までは自分でラベルを作って張ったりしていましたが、今年からは瓶蓋の封ビニールに2016年産を示す16という数字をマジックで書いているようです。

 日曜日の夕方、「お父さん、蜂蜜の瓶詰めができたのでどうぞ」と私の書斎へ発泡スチロールの箱に入れて持って来てくれました。先日行なわれた子ども体験塾に小瓶ながら3個、あそこにも2個、こちらにも1個と、差し上げていますが、失礼ながらほんの少しのお裾分けゆえ、味わって食べるほどの量ではないのです。それでも私と息子が協働して作った純粋な蜂蜜なので・・・・。先日私が代表を務めている21世紀えひめニューフロンティアグループのパトロンである関奉仕財団の関理事長さんや藤原さんにもささやかながら蜂蜜を送りました。(昨年このことがご縁で、藤原さんから「みつばち高校生」という本を紹介され、面白い発見が幾つもありました。

  「蜂蜜を 採るのは私 精製は 息子担当 お互い不可分」

  「今年も 純度の高い 蜂蜜を 中瓶・小瓶 入れて裾分け」

  「蜂蜜の 賞味期限は ないそうな 衛生的に 処理していれば」

  「蜂蜜が 縁で広がる あれやこれ 今年も色々 出会い重ねる」 

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〇金融教育指定校訪問

 昨日は金融教育指定校である大洲市立肱東中学校の学校訪問日でした。肱東中学校へは6月の計画作成や、9月の講演会に出かけていて、今回が3度目です。昨日は授業公開なので、事前に送られてきた教案に沿い、体育館で全校生が参加して行なわれた様子を、大洲市教育委員会の委員さんや、県教委指導主事の先生、市内各中学校の先生たちと参観させてもらいました。

生徒集会
生徒集会
グループ討議
グループ討議

 授業は「職業を選ぶ上で大切だと思うことを考えよう」でした。始めに寸劇で、Aお金が沢山得られること、B自分の適性・能力が生かせること、C自分の興味・関心があっていること、D人や社会の役に立つこと、Eその他について、それぞれ主張がありました。10人ほどのグループに別れ、自分がどの意見に近いカラー付箋に書き込んで、各班の小さなホワイトボードに貼り付け、グループ毎に少し意見を交換しました。その後全員がABCDEに別れましたが、ACが多く、ついでBD、Eは僅か5人でした。

 司会者が何故ABCDEを選んだかそれぞれ2人が主張を述べ、同感や疑義への質問も活発に出て、議論を深めまとめました。授業参観を終えた私たちは、別棟2階の会議室で研究協議を行いました。学校の金融教育の取り組みや、授業を担当した先生の思いなどに対する質疑のあと、指導主事の先生2人、金融広報アドバイザー2人が各々10分間の持ち時間で指導助言を行ないました。一番最後に指名された私も及ばずながら感想を述べました、

 これら金融教育の取り組みの模様は、来月8日に松山のにぎたつ会館で開かれる、金銭・金融教育研究協議会で発表されるので、私も参加する予定にしています。私はこれまで社会教育関係に携わることが多かったため、それなりに何とか取り繕った話ができますが、学校教育に関してはズブの素人ゆえに大した助言も出来ず、いつも「●▼■×?・・・・」などが頭の中に点灯します。まあこの年になると背伸びしても仕方がないので、私なりの気付きのコメントをアドリブでしました。

  「金融に 疎い私が アドバイザー 得意分野で 何とか職責」

  「指定校 三度目ゆえに 顔見知り 生徒笑顔で 会釈してくれ」

  「凄いな 堂々意見 述べる子ら 私ら昔 幼稚だったと」

  「先生に 意見を述べる この私 浅学菲才 いつも赤恥」

 

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〇青いミカンの実る頃

 北の国北海道からは初雪や初氷の便りが届いているのに、四国ではまだ日中は23度近くまで気温が上がり、異常気象を感じていますが、ここに来てやっと朝晩寒さを感じるようになりました。温かい布団の温もりがいつまでも欲しい気もしますが、朝起きの早い私はいつものように午前4時に起床して書斎に入り、パソコンに向かいます。退職して早くも12年となりましたが、いつもと変らない朝の日課で今日もスタートしました。

色づき始めた早生ミカン
色づき始めた早生ミカン

 昨日はぎっくり腰の後遺症を気遣って、ハガキ出しと訳ありリンゴの注文があったので、少し均し運転をしようと郵便局まで歩いてみました。周りの山々の木々は青々としていて、少し色づき始めた感じもしますが、紅葉はまだまだ先のようです。近所の畑のミカンも黄色く色づき始めました。この時期は既に極早生ミカンが最盛期を迎えていますが、もう間もなく早生ミカンにバトンタッチされるようです。

 先日人間牧場へ出かけた折、西嶋さんに極早生ミカンをキャリーに一箱いただいて持ち帰りました。今年は夏の日照りのお蔭でしょうか、どのミカンを食べても甘く、特にこの時期の青切りミカンは酸味や香りもほど良く、ビタミンC 補給のつもりで毎日4~5個は美味しく食べています。昨日は農作業をしていた近所の顔見知りのおじさんの許しを得て立派に実ったミカンの樹を写真に撮りました。

カタバミの花の群生
カタバミの花の群生

dscn5071 路地裏の道を歩いていると、綺麗なピンクの花の群生を見つけました。詳しくは知りませんがどうやらカタバミの花のようでした。野の花は見る人も殆どないのに、季節のめぐりに合わせてひっそりと咲いて実をんだり、根を張って次の年への命のリレーを、人知れず繰る返しているのです。人生の晩期を迎えると、今まで踏みつけて歩いていた道端の草花にも気や目が行くようになりました。時には花と対話するように、しゃがみ込んで花の美しさや移り行く季節の彩りを楽しんでいます。

  「日中は 汗ばむけれど 朝晩は 少しひんやり 秋も深まる」

  「早生ミカン たわわに実り 色づいて 季節移ろい 感じて歩く」

  「カタバミの ピンクの花に 足を止め しゃがんで花と 会話を交わす」

 

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〇日本一と自認する双海の夕日(その2)

恋人の聖地ハートのモニュメントの穴から
恋人の聖地ハートのモニュメントの穴から

 綺麗な夕日を見る度に、「こんな日本一と自認する双海の夕日を見せてあげたい」と、いつも思います。今年も夕焼け村の夕日観賞会もグリーンツーリズム夕日見学会もあいにくの天候で、自慢の夕日を見せることはできませんでした。でも昨日の夕日を見る限り、「日本一と自認自慢する価値はあるな」と、自分自身を納得させました。昨日の夕方は少し強く吹いていた北東の風も収まり、水平線の近くに雲もなかったたため、線香花火のように、最後の一瞬まで夕日を堪能することができました。

水平線に夕日がかかる
水平線に夕日がかかる
ダルマの夕日
ダルマの夕日

 双海の日没は12月3日の一番遅い17時01分となる日まで、これから38日間、毎日およそ1分ずつ遅くなって行きますが、これからは海風も次第に強くなり、気温も夕方になると急激に下がるので、防寒が必要なかも知れません。昨日夕日を見ていたお客さんに「どちらから来られましたか?」と尋ねると、大洲とか松野とかそれぞれでしたが、中には驚いたことに海に沈む夕日を見たことがないという信州や東京の人もいて、旅の途中で味わったサプライズに感動の面持ちでした。私が手持ちのハーモニカを吹いてあげると、下手糞ながら拍手までいただきました。

 いつものことですが、「双海の夕日はいつが一番綺麗ですか?」とよく尋ねられます。その都度「四季折々の夕日には趣があって一概には言えませんが~」とお茶を濁しつつ、持っているデジカメやタブレットに収めている自慢の夕日を自慢タラタラ見せてあげるのです。これもデジタル時代に生きる私のなせる技なのです。一昨日の日曜日たまたま見たNHKの「四国鉄道の旅」というテレビ番組の終着駅は下灘駅でした。180度広がる瀬戸内海をプラットホームのベンチに座り眺める夕日夕焼けも、シーサイド公園の夕日も、また潮風ふれあい公園から見下ろす夕日もそれぞれ味があるようです。

  「いつ綺麗? よく尋ねられ その度に 四季折々の 夕日説明」

  「詳しいね!! 誉められいつも 悦に入る デジカメ画像 見せつつ自慢」

  「あるものの 価値は中々 分らない 町人夕日 見ようと思わず」

  「ハーモニカ 吹いてサービス してあげる 旅の途中の サプライズです」

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〇嬉しい知らせ

学校の先生なることが決った博美さん
学校の先生なることが決った博美さん

 数日前、子ども教室で長年ジュニアリーダーやスタッフとして活躍してくれている、愛媛大学教育学部4回生の宇津博美さんから、一本の電話がかかって来ました。「教員採用試験に合格しました!!」との一報です。感極まって少し涙声のようでしたが、私も嬉しくなってついウルウルしてしまい、「そりゃあ良かった。おめでとう」といいました。博美さんは小さい頃から子ども教室に通い、中学生になるとジュニアリーダーとなり、高校生や大学生になると子ども教室のスタッフとなって、子どもたちの指導に大いに活躍をしてくれたばかりか、その活動を国立大洲青少年の家で発表までしてくれました。

ささやかな祝賀会
ささやかな祝賀会

dscn4986 博美さんは紆余曲折があったものの、松山大学から愛媛大学教育学部に編入して、「小学校の先生になりたい」という長年の夢をつかんでくれました。早速お祝いをしようと、かつて双海町の公民館に勤務して、一緒に活動してきた明石さんの自宅を借りて、ささやかなお祝い会を開くことになりました。宮本館長や隅田主事、幸先生ご夫妻、前野婦人会長、山口更生保護女性会長、ジュニアリーダーの大学生福井さん、中島さんも集ってくれ、持ち寄った料理や飲み物でお祝いをしました。

 みんなのささやかなお祝いの言葉に次いで、博美さんからも「いい学校の先生になりたい」「これからも出来る限りボランティア活動を続けて行きたい」という決意が述べられましたが、子ども教室や子ども体験塾からこんなに素敵な若者が育ったことを誇りに思います。博美さんは前日雨の中で行なわれたふるさと体験塾の収穫祭にもスタッフとして参加し、子どもたちの活動をサポートしてくれました。若者は育てるものであると同時に育つものです。咜琢という言葉があります。卵から雛が孵る時、雛が中から親鳥が外から卵を呼応して割り合うのです。博美さん、初心を忘れず子どもの気持ちに寄り添えるいい学校の先生になって下さい。

  「合格の 一報届き こちらまで 嬉しくなって ついウルウルと」

  「先生に なりたい夢を 諦めず 地道コツコツ 誉めてやりたい」

  「幼子が いつの間にやら 先生と 呼ばれる人に なるのですから」

  「頑張って 初心忘れず いい先生 なって下さい みんなの願い」

 

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人間牧場

〇子ども体験塾収穫祭(その2)

 今年の子ども体験塾は、私が金融広報アドバイザーをしていることもあってプラスワンとして、「こどもの金銭教育」もメニューに加えました。金融広報委員会から送ってもらった「おこづかいのきろくちょう」を使い、お金の師匠に扮した私がレクチャーしました。お金の師匠からのお願いとして、①物を買うときはよく考えて買うこと、②物は大切にあつかうこと。なくしてばかりだと無駄遣いのもとになること。③友だちとお金やものの貸し借りはしないこと。④困っている人たちを助ける募金活動にも協力してみること。などを分り易く話してやりました。貰ったこづかい帳に記録する手順や100万円の使い道などについて楽しく学習することができました。

小遣い帳
小遣い帳
昨日の昼食メニュー
昨日の昼食メニュー
北海道の佐呂間町武田さんが送ってくれた観賞用カボチャ
北海道の佐呂間町武田さんが送ってくれた観賞用カボチャ

 お昼を少し過ぎた頃、大釜でサツマイモを使ったシチューとかまどご飯が炊きあがりました。サツマイモサラダも加わってサツマイモづくしのメニューです。サツマイモシチューは紫芋の色素が強くて、見た目には美味しそうには見えず、子どもたちには多少不人気でしたが、「アントシアニン入りだ!!」と説明すると、子どもたちはこのシチューを「ジャイアンカレー」と命名し、しっかり食べてくれました。飽食の時代に育っている子どもたちは肉食系で、また見た目を重視する傾向があるようですが、山道を歩いたり作業や活動をして体を動かしていたので、まあそれなりに平らげてくれました。それにしてもいつも中心になってお世話してくれる前野さんや山口さんの存在はとても大きく、昨日も雨の中で一生懸命美味しい食事を作ってくれ、大感謝です。

 最後のお目当ては、北海道佐呂間町のパンプキン武田さんこと、武田温友さんが毎年この時期になると送ってくれる観賞用カボチャの争奪戦です。この日はウッドデッキが雨に濡れていて、あいにく展示は出来ませんでしたが、板間に並べジャンケンゲームでゲットするのです。私とジャンケンし、勝ち残った子どもがお目当てのカボチャを選ぶのですが、これは毎年のことながら大いに盛り上がりました。残念ながら36人の子どもの数に何故か1個足らず、結局カボチャをゲットできなかった子どもには、わたしが採集した蜂蜜の小瓶をやると、その子は大喜びでした。カボチャ争奪戦の最後に、北海道佐呂間町に向って、大きな声を張り上げ「ありがとう~」と全員で叫びました。今日は秋祭りです。昨日は宵祭りで子ども神輿を担ぐ子どもたちもいるので、少し早めに閉会し、再び小降りの雨の中を歩いてコミセンまで帰り、玄関先で感想文を書かせて散会しました。

  「この私 おかねの師匠に なりきって こづかい帳の つけ方指導」

  「雨の中 芋を掘ったり 細々を しっかり動き 子どもイキイキ」

  「見た目には 紫がかって 不味そうと 子どもジャイアン シチューと名付け」

  「観賞用 カボチャ争奪 ジャンケンで まるで蜂の巣 つついたようだ」

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〇グリーンツーリズム全国大会分科会(その2)

 ピザ体験が終わり、満腹の一行は翠小学校の見学に出かけました。計画には組み込まれていなかったのですが、スタッフの賄い昼食やピザ体験が思ったほど時間を使わなかったため、双海のグリーンツーリズムや移住を語るには、翠小学校の存在が欠かせないため、西岡さんと松本さんと私の独断で視察研修のプログラムを急遽取り入れました。持ち時間は30分です。学校の許しを得て皆さん揃って駆け足で見学しました。何せ築90年近くの愛媛県内で最も古い木造校舎だし、エコ改修ですっかり立派になった小学校なので、皆さんの関心度は抜群でした。

二宮さんが作った看板
二宮さんが作った看板
パネラーの皆さん
パネラーの皆さん

 13時40分にスタートした事例発表からは私の出番で、コーディネーター役を果たしました。石窯工房みどりの亀岡幹児さん、いちご家おおもりの大森秀樹さん、上灘漁協女性部の松本洋子さん、海風窯の二宮真理子さん、ぱんや107の伊藤洋一さんの5人をパネラーに向かえ、グリーンツーリズム×移住、「新しいふるさとづくり」というテーマで事例発表をしてもらいました。一回の発言を一人3分と決めて、①自己紹介と近況、②グリーンツーリズムに取り組んだ成果及び移住のきっかけ、③取り組んだ成果、④見えてきた問題点、⑤グリーンツーリズムと移住への提言について発表してもらい、私の質問やまとめ、フロアーからの意見を織り交ぜながら活発に発表してもらいました。

 ブログにまとめるには少し時間が必要なので今日のところは省略しますが、コーデディネーターの私としては、僅か90分という短時間にしては上手く議論がかみ合ったと思って自己満足しています。その後会場をふたみシーサイド公園のじゃこ天のお店に移し、じゃこ天作りの体験活動をしてもらいました。またその後は少し雨が降り出したため屋外で予定していた夕日鑑賞会を断念し、潮風ふれあいの館の学習室で、夕日のスライドを映しながら、約30分私がレクチャーをしました。漁協女性部の心のこもった漁師料理を囲んだ交流会も盛会で、私はぎっくり腰で体調がイマイチのため、加えて明くる日子ども体験塾収穫祭を予定していたので、一時間ばかりで早々に引き揚げましたが、参加した皆さんは遅くまで大いに盛り上がったようでした。

  「ツーリズム 全国大会 分科会 腕利き揃って 難なく盛会」

  「学校が 地域のシンボル 見て欲しい みんな驚き 興味津々」

  「頼まれた コーディネーター 90分 あれやこれやと 意見をつなぐ」

  「交流会 漁師料理を 取り囲み 飲むほど饒舌 お国自慢も」 

 

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