shin-1さんの日記

○信じて飲むと鼻糞でも薬になって効く

 今年はインフルエンザ流行の速度が例年い比べ1ヵ月ほど速いようで、県内の学校でも学級閉鎖が始まっているようです。昔から「馬鹿は風邪を引かない」といわれていますが、今年は馬鹿な私さえ風邪を引いたのですから、まんざら馬鹿ではなかったようだと少し安心しています。でもこの先月末の一週間は鼻水は出るわ、タンは出るわ、、おまけに咳き込んで最悪な状態でした。そんな体調の悪い時でも、仕事は休む訳には行きません。仕事といっても私の場合は既にリタイアの身なので仕事と言えるかどうか分りませんが、講演予定がぎっしり積んでいて何ヶ月も前からタイムスケジュールが組まれ、人を集めているのですから、そうそう休むわけにはいかないのです。滋賀県のルッチ大学と伊予市の人権教育、それに佐田岬半島ミニシンポジウム、それに南海放送ラジオに出演した1週間は大変でした。それでも妻の手厚い看護と周りの人の気配りによってどうにか日程をキャンセルすることもなく切り抜けることが出来ました。関係者の皆さんに厚くお礼申し上げます。

 そんな風邪の中で佐田岬半島ミニシンポジウム行く途中、長浜町の村上薬局へ飛び込みで立ち寄りました。ご主人とは昔一緒に酒を飲んだ間柄ですが、それほど深いつながりがある訳ではないにも関わらず、私のために薬を調剤してくれましたが、ニンジンエキスの入った温かい飲み物をサービスしてくれました。そのニンジンエキスが効いたのか、その日の泊り込みの研修会は随分楽になって大助かりでした。その後も体調は今一だったのですが、国立大洲青少年交流の家での泊り込み研修に出かける私のために、妻は早速効いた薬を買い求めにわざわざ長浜の村上薬局まで足を運んでくれました。ニンジンエキスとそれを飲む専用カップまでサービスをしてしてくれたと感嘆しきりでした。

 昨晩大洲から二日ぶりに帰り食事をしていると、聞き覚えのある村上薬局のご主人から電話がかかってきました。「風邪の調子はどうだ」「薬は聞いたか」です。よくよく話を聞くと、松山への帰り道でシーサイド公園辺りまで帰っているらしく、私の風邪が気になって、咳止め薬を持って来ているので家まで届けたいというのです。驚いた私は電話で自宅の場所を教え、表の道路までいただきに出ました。何という気配りでしょう。涙が出るほどの嬉しさです。私も感激して結局お金を払うことさえ忘れ、村上さんは奥さんと子どもを乗せて暗い夜道を長浜の方面へ帰って行きました。

 あっという間の出来事だったためあっけに取られてしまいましたが、ここにも小さいながら大きな気配りの出来る人がいるものだと感心しました。

 私は注射が大の苦手ということが理由で定期健診以外は病院へは行きません。したがって予防注射もしないし、ぎっくり腰や風邪などで体が悪くなっても滅多のことでは病院へは行かないのです。加えて酒も止めているので薬の効き目がよく、薬を飲めば風邪は治ると信じているのです。まさに「信じて飲むと鼻糞でも薬になって効く」のです。そういう意味からいうと今回偶然にも飛び込んだ村上薬局は私にとって強い味方となったに違いありません。ましてやまるで医者のように私の体を心配して薬を届けてくれる薬剤師はいない訳ですから、これからもせいぜいご愛用したいものだと心に誓いました。

 長浜町の村上薬局さん有難うございました。「鼻糞も信じて飲むと薬となって効く」というのは戯言で、村上薬局の薬は正真正銘よく効く薬でした。(村上薬局応援コマーシャルでした)

  「俺のため わざわざ薬 家にまで 届けてくれた 有り難薬屋」

  「昔から 注射が嫌い その顔で 信じ難いが 本当の話」

  「薬にて 風邪を治した 今回も 次も薬で 治ると信じ」

  「この次は 頭良くなる 薬くれ そんな薬は ないと薬屋」 

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shin-1さんの日記

○青春とは③

 昨日までの二日間、国立大洲青少年交流の家で開催された「大人を考えるフォーラム」に参加して、数学者秋山仁さんの話を聞きましたが、秋山さんは自分の目の前にいる参加者に対し、盛んに「青春とは何か」を力説されました。63歳になった私も常々考えているテーマであるので、サミエル・ウルマンの書いた「青春」をいつも愛読し、そうありたいと心に念じながら63年間生きてきました。最初に「青春」という言葉に出会ったのは、松下幸之助さんがPHPの創刊号に「青春とは心の若さである。心に望みを持って生きれば青春は永遠にその人のものである」と書いていた一節でした。折に触れその汚れた切抜きを貼り付けたノートを開いては、青少年教育にいささかなりとも関わった故を持って多くの青少年に青春の大切さを説いてきました。そして20数年前自らが主宰した21世紀えひめニューフロンティアグループの旗揚げの時も、「今やれる青春」「一年一事業」「社会への揺さぶり」という三つのテーマの一つに「青春」という言葉を入れ、20数年後の今日まで活動を続けて来たのです。その間サミュエル・ウルマンの「青春」という言葉の深い意味にも触発されて今日まで生きてきました。秋山先生パワーポイントで示す岡田義夫が翻訳した「青春」の一節をメモ用紙に走り書きしながら、感慨にふけりました。

 「青春とは、人生のある時期を言うのではなく、心の姿をいうのである。すぐれた想像力、燃える情熱、卑怯を退ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、こういう姿を青春というのである。歳を重ねただけでは人は老いない。理想を失う時に精神は萎む。希望ある限り若く、失望とともに老いる。大地より、神より、人より、美と喜び、勇気と壮大、偉大と霊感を受けている限り、人の若さは失われない」(略)

 「青春」という画面から次の画面にパワーポイントが変化展開する中で、暗唱している言葉を記憶の中から引き出してメモ帳に記録しているのを、帰宅後封筒から取り出して読んで見ましたが、殆ど大差なくメモをしているようでした。

 私はこれまで、様々な人に会い、様々な言葉や行動に出会って、それなりの感化を受けて自分の生き方を組み立て生きてきました。吉田松陰、孔子、相田みつを、大前研一、本田宗一郎、船井幸雄、斉藤茂太などなど共鳴する名言に自分の生き方をダブらせ自分の戒めとして生きてきたようです。

 そして55歳の時に自費出版した「昇る夕日でまちづくり」には、自らが考え出した幾つかの言葉を巻末に「若松進一のことば」として載せました。出版しその後二版目を発行した時も「若松進一のことばpart2」として追加しました。出版して長くなりましたが、それでも時々出会う友人やメールには「あなたの言葉を引用しました」などと嬉しい反応があるようです。

 これからも、サミュエル・ウルマンの「青春」ほど多くの人に愛され感化を与えるものではないにしても、汗して生まれた論理の中からオリジナルなオンリーワンな言葉を育てて行きたいものだと思いました。

  「若き頃 読んだウルマン 青春と いう名の教え 今も心に」

  「今の世は 歳は若いが 心老ゆ 人の多くて 活気感じず」

  「これからも 青春しよう 念じつつ 今朝早起きし ひたすら続け」

  「体力を 鍛えて青春 宿るよう 背筋伸ばして 鉄棒すがる」 

 

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