人間牧場

〇書斎の隅で暇を弄んでいる木になるカバン

 新型コロナの影響で、講演や会議がことごとく中止や延期となったため、4月10日に松山市コミュニティアドバイザー会合に出席して以来、私の愛用している木になるカバンは、ご主人様である私に持ち歩かれることもなく、ひっそりと書斎の隅の定位置に置かれて、時の来るのを待っています。

二ヶ月も出歩かなかった愛用の木になるカバン

 この「木になるカバン」を手に入れてから既に30年が過ぎましたが、2ヶ月間も持ち歩かなかったことはなく、今ではカバンの中に何を入れているのかすら忘れてしまっているようです。5月25日に非常事態宣言が解除され、人々の暮らしも元に戻りつつありますが、東京や北九州では第二波と思われるコロナ感染者が見つかり、予断を許さない一進一退の状況です。

 昨日久しぶりに木になるカバンを、手で提げてその感触を確かめましたが、懐かしい感じがしました。カバンを開け中に入れているハーモニカの掃除をしたり、ネクタイにつける電光掲示盤に電源を差し込み充電したりして、再出発の準備をしました。早いもので5月も今日を含めてあと2日です。この2ヶ月で緩んだ体内ゼンマイを非日常から日常に戻したいと、想いを新たにしました。やっぱり若松進一は木になるカバンを持って出歩くダサい姿が似合います。

「2ヶ月も 私のお供を せず書斎 隅にひっそり 気になるカバン」

「このカバン 手に入れてから 30年 以上になるが こんなの初めて」

「カバン開け ハーモニカなど 持ち物を しっかり手入 戦に備える」

「体内の 緩んだゼンマイ 巻き戻す 少しずつだが 日常戻る」

[ この記事をシェアする ]