〇長岡さんの人生の楽園を訪ねる(その2)

 長岡さんは元農協の職員だそうです。故なるかアウトドア―派のようで、自宅の周辺にはかなり手の込んだ仕掛けがしてありました。何よりも羨ましいのはその立地条件です。旧瀬戸町大江の入江の奥の、すぐ海に面した高台を開墾して花畑を作ったり、美しいガーデニングを奥さんと二人で作っていました。早速長岡さんが作ったと思われる玄関先の休憩所で、ハーブ茶とクッキーの上に手造りしたという金柑、サクランボのジャムを乗せたお菓子をいただきましたが、とてもお洒落でした。

玄関先でご夫婦のハーブ茶接待を受けました
伝々亭の彫刻看板
伝々亭の室内
風車が居並ぶ大江湾の風景
ゲストハウス内の舟板デスク
立寄った公民館の二宮金次郎像
二宮金次郎が読んでいる本「大学」の一節

 家の敷地内には私の煙会所というたまり場と同じような、「伝々亭」と名付けた囲炉裏部屋があって、中にはダルマストーブがあるなど、相当凝った活動をしているようでした。私と同じような生き方をしている故を持って興味津々でお話を聞いたり、見学をさせてもらいましたを。家の上に見える遠望には佐田岬半島に設置した21基の大型風車が回っていて、家の下の小川には丸木橋まで掛けた凝り様です。

 自分で撮った夕日や佐田岬半島の写真集を見せてもらいましたが、大江湾の住処周辺にぞっこん惚れて暮らしていました。その後大江漁港や少し離れた場所に造っているセカンドハウスにまでご案内をいただき、途中の道まで送ってもらいお暇しましたが、今度ゆっくり訪ねたいと思いました。帰路途中何度か講演でお邪魔したことのある瀬戸町の公民館にトイレ休憩がてら立ち寄り、玄関近くロビー内に何故か置かれている二宮金次郎像と面会し写真に収めて帰路に着きました。

「伝々亭 ダルマストーブ 囲炉裏あり 窓から湾内 一望できて」

「海と空 三崎半島 眺望は どこにも負けぬ 伝さん言いたげ」

「ご夫婦で ハーブ茶接待 話聞く 奥さん海草 収集家らしい」

「山桜 咲く頃今度 ゆっくりと 訪ねてみたい 大江海里」

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