人間牧場

〇「今JR下灘駅にいます。人間牧場へ行きたいのですが・・・」

 昨日の午後、豊田漁港の見える丘で下刈り作業をしていると、ズボンのポケットに入れている携帯電話の着信バイブレーションが太ももに響きました。急いで草刈り機のエンジンを止めて電話に出ると、「私は横浜から来た〇〇と言います。今下灘駅にいます。先日ある雑誌で双海町のことを読みました。訪ねたくなって休みを利用してJRで下灘駅まで来ました。その記事の中で人間牧場と若松さんのことが書かれていて興味を持ち、どうしても訪ねたくて、駅前の人に若松さんのことを尋ねると、自宅の電話番号を教えてくれました。自宅に電話すると奥さんがあなたの携帯電話に掛けるよう教えてくれました。是非人間牧場を訪ねてあなたの話を聞きたいのですが・・・」と、唐突な話でした。

横浜から来た二人が驚きの目を見開いた標高130mのオーシャンビューの瀬戸内海眺望

 時々ある話だし、急ぎの作業でもないので下刈り作業を一時中断してJR下灘駅まで迎えに行き、下浜ルートの山道をトラックの助手席に乗せて人間牧場へ案内してあげました。実は電話では聞いていなかったのですが、男性にはもう一人同行の女性がいて、定員二人の軽四トラックなので、どうしても乗せることができないと断ると、「私は荷台でいいですからお願いします」と言ってさっさと乗り込んでしまいました。どうしよう?と思いましたが無理に断ることもできず、国道を走らず上浜下浜の旧道を通り抜けて人間牧場へ連れて行きました。横浜から来たという明らかに夫婦でないと見まがう、中年二人の仲を詮索することもできず、結局記念写真も撮れず、一通り案内したりまちづくりにまつわるお話を聞かれるままに1時間ばかりして、元来た道をJR下灘駅まで送り届けました。

「今シーサイド公園に来ています。人間牧場へ行きたいのですが・・・」という思いつきのような話は度々時々あります。「今は手が離せないので」と言うと、「場所を教えてください。カーナビがありますので勝手に出かけますから」と食い下がられることもあります。「カーナビでは出ないし、勝手に行くと道に迷い、携帯電話も通じにくく帰れなくなるかも知れません。シーサイド公園からは10㎞も離れているので次の機会に」と断ることもしばしばです。新聞やテレビで紹介される度に、こんな降って湧いた連絡がよく届きます。きっぱり断るべきか?、お人好しに徹するべきか?、はたまた好出会いを重ねるべきか?、判断の難しい私です。

「ポケットに 入れた携帯 肌感知 見ず知らず人 牧場要望」

「農作業 止めて案内 することに よくある話 安請け合いで」

「軽四の 荷台ちゃっかり どうしよう? 迷う間もなく 言われるままに」

「新聞や テレビで紹介 される度 連れて行ってと オファーがかかる」

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